たまには網戸を開けて、愛猫に外の世界を楽しませてあげたい時もありますよね。
そんな時、近所を縄張りにしている野良猫が遊びに来てしまうことありませんか?
何とも愛らしい光景ではありますが、野良猫と関わることでウイルスやノミやダニがうつらないか、心配な点も多々あります。
愛猫を病気から守るために注意点〜撃退グッズを使わない対策までご紹介していきます。
Contents
野良猫が遊びにきた時のリスク
病気
猫には猫同士でうつる病気がいくつかあります。
猫免疫不全ウイルス感染症
猫免疫不全ウイルス (FIV) 感染を原因とする感染症。特別な治療法は無い。
猫後天性免疫不全症候群(猫エイズ)は上記感染症の病態の一つ。
猫白血病ウイルス感染症
猫白血病ウイルス (FeLV) を原因とする感染症。
猫伝染性腹膜炎
猫伝染性腹膜炎ウイルス (FIPV) を原因とする感染症。
出典 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ネコ#病気
これらは、空気感染、接触などでうつる場合もあります。
網戸越しでも猫は鼻と鼻を合わせて挨拶することもあるので、ベランダなどで接触すれば間違いなくうつってしまうでしょう。
我が家にも野良猫が一時遊びにきていましたが、耳ダニが飼い猫にうつってしまい大変な思いをしました。
縄張り
猫には、縄張りがありテリトリーとも呼ばれます。
自分の縄張りを示すために、マーキングと言って尿をスプレーのようにかけて自分の匂いを残したり、爪研ぎをしてしまいます。
自分が縄張りと決めたところには、何度も巡回しにきてしまいます。
縄張り争いから喧嘩に発展することもあり、じゃれあい〜喧嘩まで程度は様々ですが、
本気の喧嘩には人間が止めに入ると危険、と言われるほど激しいものです。
ストレス
完全室内飼いの家猫からすれば、外を見る時間は至福のひとときです。
そんな時間を見知らぬ野良猫に邪魔をされれば、かなりのストレスを感じるでしょう。
対策法
場所を変える
野良猫撃退用の超音波機器や、スプリンクラーもありますが、これらは飼い猫にもストレスになってしまいます。
網戸を開ける場所を野良猫が絶対に近寄れない場所に変えると、一番手っ取り早いです。
例えば、隣に屋根や野良猫が登れる高い塀がないところに変えると効果的です。
我が家は一階の勝手口から、二階の階段側の網戸に変えてから野良猫は近寄ってこなくなりました。
嫌な記憶を植え付ける
猫は不快な思いをすると、絶対に忘れません。
例えば、水をかける、大きな音を立てる、など地道ではありますが効果的です。
ですが人間がやっていると分かると、人間がいない時は大丈夫と認識してしまうため、
バレないように行いましょう。
猫が好きで猫を飼っているので、野良猫とは言え傷付けすぎるのは心が痛みますよね。
野良猫に対しても、ダメージは少なく済むように、根気強く続けてみましょう。。
予防接種
上記で紹介したウィルスにかからないためにも、予防接種を必ず受けましょう。
3.5.7種混合まであり、どこまで受けるかは飼い主さんの心配の度合いにもよりますが、
年に一度ワクチンを打つことが、理想だとされています。
仮に野良猫が遊びに来て愛猫と仲良くなってしまっても、
予防接種さえ定期的にしていれば病気の心配はありません。
まとめ
- 感染病の恐れ、縄張り争いによる喧嘩、ストレスが心配される
- 場所を変える、嫌な記憶を植え付ける、予防接種の定期接種などの対策をとる。
野良猫が遊びに来てくれると可愛くて、ついつい飼い主さんも撫でたり
可愛がってしまいがちですが、なるべく触らないようにしましょう。
飼い猫が触れ合わなくても、飼い主さんについた菌がうつっしまうこともあります。
縄張り争いから喧嘩に繋がらないように、飼い猫も野良猫も尊重しあって生活できるよう対策してあげましょう。