猫の健康状態を知るのには、うんちの観察が欠かせません。
うんちの状態がいつもと違うなら、何か健康上の問題がある可能性が高いです。
便秘気味で、うんちがなかなか出ない時も注意が必要です。
適切な対応をとって、改善するようにつとめてあげましょう。
ここでは、どういう状態であれば便秘気味なのか、その原因は何かといったことを説明していきます。
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こういう状態なら便秘気味
もともとの体質や食べているキャットフードの質によって多少異なることがありますが、基本的に猫は1日に1~2回の排泄を行います。
2日程度でないことはありますが、これまでと変わらない量のキャットフードを食べていて3日排泄が無いのであれば、便秘と考えて良いでしょう。
また、次のような状態のときはうんちが出ていても便秘気味です。
- うんち自体はしているけれど、いつもと比べて明らかに量が少ない
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うろうろとトイレに出たり入ったり、うんちのポーズをとるがなかなか出ない
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うんちをするとき変な声を出す
便秘気味になる原因
猫が便秘気味になる原因はたくさんあります。
代表的なものを見ていきましょう。
水分が不足している
あまり水を飲んでいないと、うんちが硬くなり、出にくくなって便秘気味になります。
水の器はたくさん用意して、すぐ飲めるようにしてあげましょう。
異物誤飲して詰まっている
おもちゃやビニール袋など異物を誤飲すると、腸の中でうんちに絡みついたり詰まったりしてうんちが出なくなることがあります。
病院で取り出してもらう必要があります。
ストレス
猫は環境が変化することを嫌います。
引越ししたり新しい猫が家族に加わったりといった環境の変化などで強いストレスを感じると、うんちが硬いコロコロになったり出なくなったりします。
キャットフードが合わない
キャットフードを変えた時に、体質にあわないと便秘気味になることがあります。
この場合は前のフードに戻したり、食物繊維が良質なフードに変えてみたりしましょう。
病気に罹っている
腸閉塞や尿路結石など、病気が原因でうんちが出にくくなることもあります。
放置していても自然に治ることはなく、悪化する恐れがありますので、速やかに受診して治療を行いましょう。
まとめ
- 3日続けてうんちが出ないときは便秘、 出ても量がいつもより少ない、硬くて小さくコロコロしているときは便秘気味
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トイレに入っては出るを繰り返し、排せつポーズをとるがなかなか出ないときも便秘気味
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原因は水分不足、異物誤飲、ストレス、病気など
猫が便秘気味かなと思った時点で、水を飲みやすよう器を増やす、キャットフードを変更した場合はもとにもどす、お腹を優しくなでてマッサージするなどの対策をとってあげましょう。
早めに対策すると、悪化せずにすみますよ。
改善しない場合は、動物病院に相談してみてくださいね。