猫の嗜好性が高く、飛びつくようにして食べることで知られる猫のおやつ、CIAOチャオチュール。
たまのおやつに喜んで食べるのならかわいいものです。
ですが、これしか食べてくれないとなると困りますよね。
そこでここでは、愛猫がチャオチュールしか食べてくれなくなって困ったときの対処法についてご説明します。
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チャオチュールばかりでは栄養不足に
チャオチュールを与え、愛猫が喜んで食べる姿を見るのは飼い主としても嬉しいものです。
しかし、節度をもって与えないと、猫はキャットフードを嫌がってチャオチュールしか食べなくなることがあります。
総合栄養食として出ている2品をのぞいては、あくまで一般食ですので、チャオチュールだけでは栄養が偏ってしまいます。
またペースト状の柔らかいおやつばかり食べていると、顎が弱くなる恐れも。
ドライフードより歯につきやすいので、虫歯や口臭の原因ともなってしまいます。
愛猫に健やかに過ごしてもらうためにも、チャオチュールしか食べない状態は改善する必要があるでしょう。
チャオチュールしか食べない時の対策はコレ
チャオチュールの量を少しずつ減らす
チャオチュールしか食べなくなった猫にいきなり与えるのをやめても、何も食べてくれなくなるだけの可能性が大です。
それでは心配ですので、お皿にスティックの半量だけだすなど、量を減らして与えてみましょう。
そして、キャットフードも用意しておきます。
チャオチュールが少なくて物足りないと感じた猫は、フードも食べてくれるようになるかもしれません。
このとき、チャオチュールをもっとほしいとねだられても決めた量以上を与えるのはやめましょう。
ねだれば好きなものがもらえると学習してしまいます。
キャットフードを温めてみる、かつおぶしや猫用ふりかけなどをトッピングしてみる
チャオチュールの量を減らしてもキャットフードに見向きもしないなら、より美味しく感じさせる工夫が必要です。
猫は嗅覚が敏感で、逆に味覚はそれほど鋭くありません。
食べ物も、大切なのは匂いです。
なので、猫が美味しそうだと思えるように、キャットフードを匂いづけしてみるのも有効です。
電子レンジで軽く人肌程度に温めると匂いが立ちやすくなります。
また猫用かつおぶしなどをかけると、その香ばしい匂いにつられる可能性もあります。
ただ、かつおぶしをあげすぎると、ミネラルの摂りすぎで尿管結石などの病気になる可能性が指摘されていますので、ほどほどの量にしておきましょう。
良質なキャットフードに変えてみる
保存状態が悪くて酸化していたり、粗悪な品質の格安フードを与えていたりすると、キャットフード自体のまずさで食べない可能性も考えられます。
良質なプレミアムフードに変えてみると食いつく可能性もあります。
もしかしたら病気かも
わがままではなく、歯が弱っていたり口内炎ができていたりして、硬いフードが噛めない可能性もあります。
口内炎や歯周病は気がつきにくいので、しっかり観察して、しきりによだれを垂らしていたり口元を気にしていたりする様子があれば、動物病院を受診して相談を。
そもそもチャオチュールって何?
チャオチュールはスティックにはいった猫用おやつ。
テイストのバラエティに富み、まぐろやとりささみのほか、ミルク風味のものも。
また1歳までの子猫用や11歳からのシニア用もあり、幅広いライフステージに対応しています。
乳酸菌を配合してお腹の弱い猫に配慮したものや、毛玉ケアができるものなど、機能性の高い製品も。
さらに最近、総合栄養食も販売されるようになりました。
まとめ
- チャオチュールしか食べないと、栄養の偏りや顎の力が弱くなる心配がある
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チャオチュールの量は減らし、キャットフードの食いつきが良くなる改善を。
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病気の可能性も考えられるので、様子をよく観察しておかしければ病院で相談を。
もう高齢で、チャオチュール以外何も食べられないといった状態なら、飼い主さんの判断でそれだけを与えるということもあるでしょう。
しかし、健康な猫にチャオチュールばかり与えるのはよくありません。
キャットフードを食べないからとしかたなくチャオチュールを与えているようなら、愛猫のためにもやめましょう。
キャットフードを食べるようになるように、いろいろと工夫してみてくださいね。
それが愛猫の健康と幸福につながります。