お腹がたぷたぷしたぽっちゃり猫はとても愛らしいものです。
そのままでいいじゃないと言いたくなりますが、猫の肥満は病気を招きやすいのです。
残念ながらそのままにしておくことは猫のためにも良くないでしょう。
標準より太っているならダイエットが必要です。
そこでこの記事では、猫がダイエットする際の食事量について書いていきますね。
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Contents
肥満かどうかの見極め方
猫は適正体重を2割以上超えると「肥満」とされます。
とはいえ、猫は種類や性別、個体によって体格が異なりますので、単純に体重だけを見て「太っている」「痩せている」と判断することはできません。
愛猫を横からそっと触ってみてください。
脂肪がついて肋骨が分かりにくい場合は太っています。
また横から見てお腹が垂れていたり、上から見てウエストラインのくびれがなく丸くなっている場合も肥満です。
やっぱり肥満だということであれば、ダイエットをして、適正体重に戻してあげてましょう。
運動させてダイエットの効果はある?
猫の体重を落とす際大切なのは、食事量の調整です。
運動をすることにも意味がないわけではありませんが、それだけで痩せさせるのは困難だと考えてください。
猫を遊ばさせて動かそうとしても、長くても15分程度が限度でしょう。
猫自身は別に痩せようとも思っていませんので、がんばって運動しようとすることはありません。
猫がやめたがっているのに、無理に走らせるといったことはしないようにしてくださいね。
上下運動は、比較的エネルギーの消費効果が高めです。
キャットタワーやタンスの上などに誘導させて、上り下りさせる運動をしてみるのがおすすめです。
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食事量の調整は計量・小分け・おやつは少量がポイント
調整するにはまず餌の計量から
猫に食事を与えるとき、量をはからず適当に出しているという人もいるのではないでしょうか。
これでは、適正量を超えて食べていても把握できませんね。
パッケージを確認して、何グラム与えればいいのかをまず把握してください。
その数値をもとに、いくら与えるかを決め、毎回きちんと計量して出すようにします。
ただし、今まで与えていた量からいきなりがくんと減らしてはいけません。
急激に食事量が減ると、肥満猫は肝リピドーシスなどの病気を起こす恐れがあります。
期間をかけて少しずつ減らすようにし、適正量に近づけていくようにしましょう。
安易に低カロリーフードに変える必要はありません。
少しずつ与え、満足感を
食事量を減らすと、空腹時間も長くなってしまいますね。
猫によっては胃に胃液が溜まって吐くこともありますので、対策が必要となります。
1日に与えると決めた量を4~5回にわけて、少量ずつ与えると良いでしょう。
仕事などで日中に誰も家に居ないときは、自動給餌装置を活用するのがおすすめです。
おやつは減らす
食事量が減った猫は、物足りなく感じて、しきりにおやつをほしがるようになるかもしれません。
ここでねだられるままに与えてしまうと、餌を減らしている意味がなくなってしまいます。
あげたくなりますが、ここは飼い主がぐっと*:我慢**です。
今まで与えていて急にあげなくなると猫のストレスにもつながりますので、少量与える程度ならかまいません。
与えてもほしがるようであれば、遊んであげたりしてほかのことに気をひかせましょう。
まとめ
- 猫を触ってみて、肋骨が脂肪でわからなければ肥満。ダイエットを。
-
運動だけで痩せるは難しい。
-
必要な食事量を把握し、少しずつ減らして調整する。
猫のダイエットで必要になるのは、猫自身ではなく飼い主さんの覚悟です。
フードやおやつをねだってにゃーにゃー鳴いている姿を見ると、ついつい与えてもいいかなとなってしまいがち。
一生懸命食べる姿はかわいいですしね。
でも、肥満状態が続くことは、猫の健康にとって良いことではありません。
大切な愛猫に健康で長生きしてもらうためにも、がんばってダイエットさせましょう。
ただし絶対に短期間で急激に体重を落とすような食事制限はやめてくださいね。
体の小さな猫にそんな無理をさせると、命の危険さえあります。
半年から1年ぐらいの長期間を視野にいれて、体に負担とならないペースで減らしていきましょう。