子猫たちに成長にとって重要なのは、言うまでもなく毎日の食事です。
良質な餌と新鮮な水とを、適正な量で与えることが大切。
でも、どんどん大きくなっていく子猫にどのくらいの量を与えたら良いかは悩むポイントですね。
同じ月齢でも猫の種類や体格によって適正量は異なりますが、基準をご紹介しますので参考にしてください。
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子猫に与える餌の量(1ヶ月)
この時期はそろそろ離乳食を始めている時期です。
ミルクだけではなく、子猫用の離乳食やウェットフードを与えましょう。
ミルクは徐々に減らしていきます。
餌の量は体重×200kcalが基準です。
1ヶ月目の体重の平均は400~500gですので、0.4×200、0.5×200で80~100kcalが目安。
フードのパッケージに書かれているカロリーをもとに量を計算しましょう。
まだ胃が小さく、一度にたくさん食べられないため、4~6回に分けて与えてあげてくださいね。
エネルギーを必要としている時期ですので、少々カロリーオーバーする程度ならあまり気にしなくて大丈夫ですよ。
子猫に与える餌の量(2ヶ月)
歯が生えそろい、そろそろドライフードも食べられるようになる時期です。
ただし、ドライフードを与えるときは細かく砕いたり、ミルクやお湯でふやかしたりして、食べやすくなる工夫をしましょう。
必要カロリーの目安は体重×150kcalです。
このころの平均体重は550g~700gですので、82.5~105kcalが目安。
食事の回数は少しずつ減らして、3~4回程度にしてもかまいません。
細かな数値ですが、グラム単位で正確に測るほど神経質にならなくても大丈夫。
週に1度程度、猫の体重を計測し、順調に増えてれば心配いりません。
まったく増えていないとか、減っているといったことがあれば病院に相談してください。
子猫に与える餌の量(3ヶ月)
そろそろ、小さくしたり柔らかくふやかしたりしていないドライフードでも問題なく食べられるようになる時期です。
ただ、個体差もあるので、食べづらそうにしているであれば引き続きふやかすなどの工夫をしてあげてくださいね。
ウェットフードは食べやすいのですが、いつまでも食べていると猫の顎や歯の力が発達せず弱くなる懸念があります。
また歯につきやすいので歯周病などになりやすいということも。
ドライフードをメインとすることを検討しましょう。
この時期も、体重×150kcalが目安となります。
体重の平均は1000g~1500g程度です。
食事回数は3回~4回でいいでしょう。
元気いっぱいに動き回る時期で、それだけカロリーの消費も激しくなります。
極端にカロリーが多いということでなければ、少々餌を多めに与えても問題ありません。
成長盛りのこの時期に栄養不足になることの方が心配ですので、しっかり餌を与えてあげてくださいね。
子猫に与える餌の量(4ヶ月)
まだまだ子猫特有の愛らしさにあふれていますが、ほんのちょっと体つきがしっかりしてくる時期です。
この時期の必要カロリーの目安は130kcal前後。
また、平均体重は1800g~2000gほど。
食事回数は、朝昼晩の3回にしても良いでしょう。
遊びたいざかりで活発に動きますので、消費カロリーも多く、食欲旺盛です。
あまり食べない場合は何か問題がある可能性がありますので、動物病院の受診を。
まとめ
- それぞれの成長段階に合わせ、フードの量と硬さの調整をすることが大切。
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ただし、子猫はたくさんのエネルギーを必要としているので、少々目安値よりオーバーしていても良い。
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1回でたくさんは食べられないので食事回数は多めに。
これまでに述べてきた数値はあくまで目安で、個体によって必要とする量は異なります。
実際の猫の様子をよく観察し、体重の増加があまりないようであれば餌の量を増やすなどの対応も必要です。
また、ミルクやフードは必ず子猫用と書かれたものにしてくださいね。
一般食ではなく、総合栄養食を書かれたフードを選ぶことも大切です。
子猫の時期はとくに栄養が必要です。
適切な量をしっかり与えてあげましょう。