猫のうんちの状態は、健康状態を把握するために重要なポイントとなります。
もしも下痢が続いているなら、何か健康を害しているのかも。
下痢が続いているようなら、適切に対応してあげてください。
ここでは、下痢が続く場合に考えられる原因と、どう対応すれば良いかについて紹介していきます。
Contents
猫の下痢が続く原因とは
猫が下痢をする原因はたくさんあります。
下痢が続いて治らない場合は、次のような原因が考えられるでしょう。
アレルギーの可能性
猫も人間同様に食物アレルギーになることがあります。
下痢のほかに嘔吐や発熱、皮膚のかゆみ、脱毛などの症状が現れることも。
アレルゲンとなるものは、牛肉や魚、鶏肉、穀類など多岐にわたります。
動物病院で血液検査を受けてアレルゲンを調べることが可能です。
費用の相場は2、3万円と高額ではありますが、アレルギーが疑われる場合は検査を受けてはっきりさせることをおすすめします。
アレルギーが確定した場合は、なるべくアレルゲンの含まれないキャットフードを与えてください。
キャットフードに配合された合成添加物
合成添加物がたくさん配合されている安価なキャットフードを与え続けていると、下痢をすることがあります。
下痢を治すだけでなく、将来的な健康のためにも、合成添加物が配合されていない品質の良いフードに変えることをおすすめします。
異物誤飲によるもの
洗剤や殺虫剤を舐めてしまった場合など、中毒性の下痢が続くことがあります。
またおもちゃやビニール紐など、異物を誤飲した場合も同様です。
誤飲していたとしても、飼い主さんは気がつきにくいかもしれません。
頻繁に嘔吐していたり食欲がなかったりするなどおかしな様子が見られたらすぐに病院に連れていきましょう。
ストレスによるもの
人間と同様に、猫もストレスを感じることで下痢が続くケースがあります。
引越しのような大きな環境の変化があったときは、かなりストレスを感じます。
また、同居猫が増えた、知らない人間と生活するようになったといったこともストレスになります。
環境の変化が原因の場合は、慣れるまでそっと見守りましょう。
運動不足がストレスになることもあります。
1日に何度か時間を取って思い切り遊んであげると、ストレス解消になるので良いでしょう。
内臓の病気や感染症
下痢は、病気の症状の可能性もあります。
下痢以外に、頻繁に嘔吐していたり痩せてきたりといった様子が見られたら、病院を受診して適切な治療を受けてください。
下痢で受診する際にチェックしておくこと
愛猫の下痢が何日も続く、ひどい下痢をしている、ほかの症状も見られるといった場合は、動物病院を受診してしっかり治療を行ってください。
動物病院では、下痢の原因を特定するためにさまざまなことを確認されます。
スムーズに答えられるように、次の点をチェックしておきましょう。
- 下痢は何日続いているか
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便はどんな状態か(少し柔らかい程度なのか、水のようにひどいのか、色やニオイはどうか)
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便に血や虫、異物などが混じっていないか
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嘔吐はあるか
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ご飯は食べているか
便の様子をスマートフォンやデジタルカメラで撮影しておくのもおすすめです。
診断の役に立つでしょう。
まとめ
- 猫の下痢が続くのは、キャットフードのアレルギーや添加物、異物誤飲、ストレス、病気などさまざまな原因が考えられる
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動物病院を受診する際は、便の頻度や状態をよく観察しておいて伝えられるようにする
猫の下痢が続いて治らない場合、さまざまな原因が考えられます。
キャットフードを良質なものに変えただけで改善することもありますので、特に下痢の原因が思い当たらない場合は高品質のフードに変えてみるのもひとつの手です。
環境の変化によるストレスが原因の場合は、慣れることでしだいに治まる場合も。
何日も続くよう出れば、飼い主さんも大変ですし、猫にとっても辛い状況ですので、早めに動物病院を受診するようにしましょう。