猫はわりと吐くことが多い動物です。
最初は慌てても、飼っているうちに「また吐いちゃった」と慣れてきたりしますよね。
ですが、猫の嘔吐は病気が原因のときもあります。
問題が無い嘔吐なのか、病気で吐いているのか、見極めることがとても大切なのです。
そこでこの記事では、猫が吐く原因と対策についてお話します。
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お腹が空いて気持ちが悪い
空腹時に胃液がたまってしまい、それを出すために吐くことがあります。
このとき吐き出すのは胃液で、無色透明の液体です。
黄色や黄褐色の胆汁が少し混じっていることもあります。
対処法としては、空腹の時間を減らすことが最善です。
食事の時間を見直したり、回数を増やしたりしてあげましょう。
朝と夜の2回にしている場合は、3回か4回に増やします。
朝ごはんの前に空腹で吐く場合は、就寝前に少し与えてみるのもいいですよ。
ただし、1日に与える量はしっかり守ってくださいね。
日中は仕事に行っていて昼や夕にごはんを与えられないというときは、自動給餌器を活用しましょう。
毛づくろいしたら毛が溜まって
猫は毛づくろいが大好きです。
身体の汚れを舐めとってきれいにしているだけでなく、気持ちを落ち着かせる効果もあると言われています。
なので、驚いたときや怒られたときなどは、落ち着こうとしてしきりに毛づくろいすることも。
毛づくろいで舐めとった毛は、胃の中に溜まってしまうんですね。
毛は消化できませんので、外に吐き出す必要があります。
出さないと腸に詰まったりしますので、吐き出すのはむしろ良いことと言えます。
とはいえ、毛玉を吐かれるとやっぱり困りますよね。
ブラッシングして抜け毛を取り除くようにすると、改善するでしょう。
特に長毛種の猫ちゃんは、1日1回程度はブラッシングしてあげたほうがいいですよ。
ひょっとしたら誤飲や病気の可能性も?
猫が吐いた後、けろっとして元気に活動し、ごはんも食べているならあまり問題はありません。
ですが、嘔吐は病気の初期症状のこともあります。
下痢や発熱などの症状がある場合はもちろん、吐く回数があきらかに増えているようであれば、かかりつけの動物病院で相談してみましょう。
また、おもちゃなどの小さなものを誤飲して吐こうとしているケースもあります。
うまく吐けずに苦しそうにしているときは、すぐに病院へ。
異物を吐き出した時でも、念のため病院につれていきましょう。
胃の中にまだ残っている可能性があります。
まとめ
- 空腹時間が長くならないように、食事時間の調整をする
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まめにブラッシングをし、抜け毛を減らす
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吐く回数が増えたり、下痢などの症状があったりする場合、誤飲が疑われる場合は病院で相談する
猫を飼いだしてすぐの頃は、吐くと慌ててしまいますよね。
でも、空腹や飲み込んだ毛玉が原因で吐く場合は、あまり心配はいりません。
とはいえ、吐かないに越したことはないので、適切に対処してあげてくださいね。
異物を吐き出していたり、いつもと様子が違ったりするようなら、病院を受診しましょう。