猫に去勢手術を受けさせるときは、多くの飼い主が心配になるでしょう。
無事に退院して帰ってこれて、やれやれとほっとしたのもつかの間、猫の様子がおかしい、元気がないということがあります。
手術がうまくいかなかったのか?と不安になりますね。
しかし、実はこれは、ままあることなんです。
避妊手術後に猫が元気をなくす理由と、対応策についてご説明していきますね。
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ストレスが原因
去勢手術をして帰ってきた猫が、部屋の端っこでじっとしていたり、食欲がなかったりとどうも元気がないというのは、わりとよく見られる現象です。
この原因は、主に精神的ストレス。
猫は、環境の変化がとても苦手な動物です。
住み慣れているお家を離れて、病院に長時間預けられたというだけでも大変なストレスに感じること。
その上、手術によって怖い思いをし、さらに術後の傷は、しばらく痛みが残ります。
そのため、お家に帰ってからも猫の心は不安でいっぱい、ストレスで苦しい状態なのです。
これまでどおり活発に動き回ったり、キャットフードをぱくぱく食べたりといったことができなくても不思議はないのですね。
不安が解消されるまでそっと見守ることが大切
自分のテリトリーであるお家でしばらく過ごせば、たいていの猫は落ち着きをとりもどしてくるでしょう。
傷の痛みもなくなれば、以前のように活発に動き回れるようになります。
そうやって猫が精神的に落ち着くまで、飼い主は騒がず見守ることが大切です。
いつも通りに過ごし、たまに優しい言葉もかけてあげください。
飼い主が不安になると、敏感な猫はより落ち着かなくなってしまう可能性もあります。
手術後は一時的に食欲を無くし、キャットフードを食べない猫も多いです。
フードを口にしないのが1日程度であれば、それほど心配しなくてもいいでしょう。
しかし2日経っても食べない場合は、手術を受けた動物病院に連絡して、相談したほうがいいいでしょう。
下痢や嘔吐の症状が現れることもあります。
これも数日続くようであれば、動物病院に相談を。
まとめ
- 避妊手術後に猫が元気をなくし、ぐったりするのはストレスが主な原因。
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優しく見守ることが大切、ただし数日続くようであれば動物病院に相談を。
避妊手術は猫にとってとても大きなストレスになります。
帰宅後に元気をなくすのは一時的なことが多く、しばらくすると元気を取り戻すことがほとんどです。
過度に心配しなくても大丈夫でしょう。
ただし、食べない状態や嘔吐、下痢が数日続くようであれば、動物病院に相談してください。