「怪我をしていたり、衰弱している野良猫を保護してしまったけど、まずはどうしたらいいの?」
という風に悩んでしまう方は多いですよね。
怪我や衰弱の状態も気になりますが、迷子猫ちゃんの可能性も捨て切れません。
今回は、猫ちゃんを飼えないけど、保護した時にどうするべきかについてお話ししていきたいと思います。
Contents
まずはとにかく動物病院へ!
保護をした時は、猫ちゃんが元気でも弱っていても、とにかくまず動物病院へ連れて行くようにしましょう。
嫌がって暴れる場合は洗濯ネットに入れると大人しくしてくれます。
洗濯ネットだけでは不安なので、キャリーバッグがあればキャリーバッグに入ってもらって病院に向かいましょう。
病院では、
- 感染症の検査
- ノミやダニがいるかどうかの確認
- 健康状態の検査
などをしてもらいましょう。
また、猫ちゃんにマイクロチップが付いていないかどうかも動物病院で見てもらうことができます。
首輪やマイクロチップ、耳に去勢や避妊が完了したカットの跡がなければ野良猫ちゃんです。
病院にもよりますが、初診で様々な検査をしてもらうと結構な金額がかかります。
お金の準備もしっかりしてから病院に向かってくださいね。
飼う?それとも譲渡する?
一度保護したからには、その子を飼うにしても譲渡するにしても、責任を持って最後までやり遂げなくてはいけません。
自分で飼う場合
飼えない・・・。
それでも、どうしても自分で飼う。
と決めた場合、猫用のグッズが様々必要になります。
例えば、
- キャリーバッグ
- 猫トイレ、猫砂
- キャットフード
- ケージ
- 子猫の場合は猫用のミルクや哺乳瓶
このようなものが必要になります。
また、猫ちゃんはノミやダニを予防する薬を毎月使うので、猫ちゃんを継続して飼うことができるかどうかもしっかりと考えましょう。
他にも、自宅に先住猫がいる場合、その猫ちゃんとの相性も見ながら慣れさせてあげないといけません。
相性が悪い場合は生活空間を分けてあげるなどの工夫が必要になります。
譲渡する場合
譲渡を行う場合は、里親募集のポスターを貼ったり、SNSで発信する、譲渡会に参加するなどの方法があります。
里親になる人としっかり話し合い、保護した猫ちゃんが最後まで幸せになれる里親さんを探しましょう。
また、基本のトイレなどのしつけは保護したあなたの役割になります。
病気がある場合はそのことも伝えて、了承を得ることが必要です。
ペット不可の所に住んでいる場合は?
まずは、大家さんや管理会社に連絡するのが最優先です。
一時的な保護で、しっかりとケージへいれて物件を傷つけないのなら大丈夫という場合もあります。
また、ペット可の物件でも飼って良いペットの種類や数が指定されていたり、申告しなくてはならない所もあります。
しっかりと確認をとりましょう。
連絡したら
「一時的な保護であること」
「里親が見つからなくても飼うつもりが無い」
「どんな大きさ、年の野良猫が何匹いるか」
しっかりと伝えましょう。
もし、断られた場合は保健所へ引き渡すのを覚悟で保護してください。
アレルギーの人がいる場合は?
アレルギーの程度によるので、しっかりと確認してください。
「ケージにいれて触らなければ大丈夫」
「猫がいる部屋に居なければ大丈夫」
「マスクや薬で大丈夫」
「猫がいる空間では過ごせないほどアレルギーが酷い」
「猫がいると呼吸困難になって危ない」
など、症状はさまざまです。
アレルギーの方としっかり話しあって、保護できるのか、飼えるのか、手放さなきゃいけないのか見極めていきましょう。
アレルギーでも、病院へ行って薬をもらったり治療すれば飼える場合もあります。
飼えないけど一時的に保護できる場合は?
インターネットで募集をするのがおすすめです。
- SNSで募集をかける
- 里親募集の掲示板を利用する
- 里親募集サイトで掲載してもらう
というのが一般的です。
様々なサイトに書き込んで、良い里親を見つけて上げましょう。
中には、猫を転売目的、虐待目的で引き取ったり、しっかり世話できない人も居ます。
野良猫のために、責任を持って良い里親に出会わせてあげてください。
どうしても保護できない場合は?
保護したものの、やはり飼えないとなった場合は、専門機関や保護施設へ送るしかありません。
1番良いのは、保護猫カフェです。
猫を保護して、里親を募集しているカフェです。
都会ならば結構あるので、近くにないか探して見ましょう。
飼えないのに保護してしまった責任として、たまにカフェへ通ってあげてください。
野良猫たちのためになります。
どうしてもそういう場所がない場合は、ボランティア団体や地域の愛護センターへ行くしかありません。
しかし、野良猫や捨て猫が多い現状、保護してくれる施設では猫を収容しきれなくなっています。
里親が見つかる猫よりも、殺処分される猫のが圧倒的に多いです。
野良猫を幸せにするために、しっかりと良い施設へ送り出してください。
保護したばかりの時にやってはいけないこと
保護したばかりの時は猫ちゃんも警戒していたり衰弱しているので、接する時には怖がらせたり疲れさせないようの気をつけてあげるようにしましょう。
お風呂には入れない
野良猫ちゃんの中には土などで汚れていたり、ノミやダニがいて洗ってあげたい状態の子もいるかもしれません。
ですが、保護した野良猫をお風呂に入れてしまうと、猫ちゃんにとって大きなストレスになってしまいます。
また、ノミやダニはお風呂で取りきることができないので、猫ちゃんが疲れてしまうだけになってしまうことも。
そのため、汚れている時は濡れたタオルなどでそっと拭いてあげるようにしましょう。
ノミやダニは病院で処方される薬で駆除することができますよ。
先住猫といきなり会わせない
おうちに先住猫がいる場合、野良猫を保護したら別のお部屋に隔離することが基本です。
急に先住猫と保護した猫ちゃんを会わせると、喧嘩になってしまったり、保護した猫ちゃんと先住猫ちゃんの両方にストレスがかかってしまいます。
飼うことを決めても少しずつ慣らしながら会わせてあげるようにしましょう。
まとめ
野良猫を保護したら、まずは必ず動物病院に連れて行ってあげるようにしましょう!
- 病気はないか?
- ノミやダニはいないか?
- 健康状態はどうか?
など、猫ちゃんの状態をしっかりと確認してもらいましょう。この時マイクロチップがないかどうかも確認することを忘れずに。
迷子猫ではないことがわかったら、どうにかして自宅で飼うか譲渡をするかを考えましょう。
どちらを選んだとしても、猫ちゃんが最後まで幸せに過ごすことができるように、できる限りのことをしてあげましょう!
- 大家さんや管理会社へ連絡する
- アレルギーの人がいる場合は症状の重さを確認する
- インターネットを使って里親を募集する
- どうしてもダメなら専門機関へ
これで、野良猫を保護してしまった場合でも落ち着いて対処できると思います。
野良猫を幸せにするために、できることをしてあげて下さいね。