長く連れ添ってきた猫ちゃん。
すっかり年をとって、最近食欲が落ちてきたな…と感じることはありませんか?
そういう時はどうしたら良いのか、一緒に見てみましょう。
Contents
老猫ちゃんのご飯はどうしたらいい?
わたしたち人間と同じように、年をとった猫ちゃんは若い頃と同じ食生活…というわけにはいきません。
お宅の猫ちゃんは若い頃と比べて、ご飯の食付きが悪くなっていませんか?
その理由を考えてみましょう。
老猫ちゃんがご飯をあまり食べない理由
猫ちゃんは年を取ると歯茎が痩せ、歯が弱ったり、抜けやすくなったりします。
そのため、いつものカリカリを食べることが難しくなります。
また、今まで食べていたご飯は老猫ちゃんたちにとって胃に負担がかかるのも、ご飯が食べられなくなる原因の一つです。
老猫ちゃんに何を食べさせたらいいの?
猫ちゃんたちは7歳を過ぎたあたりから、シニア期といわれる時期に入ります。
そんな時期を迎えた猫ちゃんのためのキャットフードがあります。
猫ちゃんたちは、年齢によって必要なカロリーや栄養素が変わってきますので、それぞれの年齢に合わせたフードをあげましょう。
また、歯がすっかり弱ってしまった猫ちゃんにはカリカリをそのまま与えることは負担になるので避けたほうが良いでしょう。
なお、「完全栄養食」とも呼ばれるドライフードはウェットフードより栄養バランスが取れています。
ですので、猫ちゃんの歯が弱っているからといってウェットフードばかりあげるのは、猫ちゃんの健康を考えるとあまりお勧めできません。
老猫ちゃんへカリカリの与え方
それでは、どうやってカリカリご飯を猫ちゃんに食べてもらうのがいいでしょうか?
カリカリをふやかす
ずばり、硬いご飯を柔らかくすることです。
赤ちゃんの時にしてあげたように、カリカリを同量のお湯でふやかし柔らかくしてあげると食べやすくなります。
この時、ご飯の温度にはくれぐれも気をつけましょうね!
ただでさえ、お口が弱っている猫ちゃんです。
人肌までしっかり冷ましたものをあげましょう。
また、ふやかすことでフードの香りが引き立つので、猫ちゃんの嗅覚に訴えることもできます。
ご飯は少量ずつ
年をとってくると、消化もゆっくりになります。
一度のたくさん食べるのは胃腸に負担がかかるので、一日に3~4回に分けて与えましょう。
また、年を取ると食事量のコントロールが難しくなるケースの猫ちゃんもいます。
フードのパッケージに書かれている目安を、飼い主さんがしっかりチェックしてから与えるようにしましょう。
猫ちゃんの老化について
人間の一年と猫ちゃんの一年は、時間の感覚が大きく違います。
では、老猫と呼ばれるのは何歳くらいからなのでしょうか?
老猫って何歳から?
現代の猫ちゃんの平均寿命は、だいたい13~15年といわれています。
猫ちゃんの老化現象は7~8歳から見られます。
人間で言うと40代半ばくらいです。
ですので、だいたい10歳手前あたりでおじいちゃん・おばあちゃん猫といえるでしょう。
では、猫ちゃんの老化のサインはどんなものがあるのでしょうか?
老化の症状
- 毛にハリツヤがなくなってきた
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毛に白髪が混じってきた
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目やにが増えた
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口から臭いがする
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動きが緩慢になってきた
老化現象は、やっぱり人間のものと似ていますね。
まとめ
老猫ちゃんにご飯を食べてもらうには、
- カリカリをふやかす
-
ご飯は一度のたくさんあげない
もしそれでもご飯を食べない、嘔吐するなどの症状が見られたときはすぐに病院に行きましょう。
老猫ちゃんは、若い頃と比べると体が弱っています。
思わぬ病気を発症している可能性もあります。
可愛い猫ちゃんにはずっと健康でいてもらいたいですよね。
長く連れ添ったパートナーを大事にしましょう!