あなたの飼っている猫は適性体重ですか?
一日に必要なエネルギーをちゃんと摂れているでしょうか。
最近は猫の肥満も注目されていますが、
一方でカロリーが不足している猫もいるため飼い主が必要カロリーを把握し、管理していくことが大切です。
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Contents
カロリー不足の原因とは
まず、猫がカロリー不足に陥るケースについてお話しします。
捨て猫や譲渡猫で十分にエサを食べられなかった
これは捨て猫や譲渡猫に見られるカロリー不足の例です。
エサが十分に食べられなかったため、身体がガリガリに痩せてしまうこともあります。
子猫であれば成長にたくさんエネルギーが必要ですので早急にカロリー不足を解消してあげる必要があります。
身体の異常でカロリーが十分に吸収できない
大人の猫のご飯は一日2回が目安です。その通りに今までエサを与えてきたのに、急に痩せだしたという場合はこの例が当てはまるかと思います。
腸炎などの消化器官の異常でも起こります。
与えたご飯を食べなくなった
普段食べきる量のエサを与えているのに残すようになった。
エサを出してあげても、匂いを嗅ぐだけでほとんど口を付けない。
このような場合は、そもそもエサを食べていないのでカロリーが不足してしまいます。
1日くらいなら食べなくても問題ないのですが、数日続くようなら病気の可能性があります。
カロリー不足の対処法
先ほど説明したカロリー不足に陥るケースごとに対処法を説明していきます。
捨て猫などでエサが不足していたパターンへの対処
エサが不足していたわけですから、エサを与えてカロリー不足の解消を目指します。
特に子猫(ドライフードが食べられるころ)の場合は「子猫用のドライフード」を与えるようにしてください。
大人の猫用ドライフードよりも高カロリーで、成長に必要な栄養素も豊富に含まれているためです。
大人の猫の場合はその猫の年齢に合わせたエサを与えましょう。
注意してほしいことは、一度にたくさん与えすぎないことです。
カロリー不足で痩せている猫は「次にいつエサが食べられるかわからない」と思い、食べられるだけ食べてしまいます。
すると空腹のお腹は急にいっぱいになり、吐いてしまうことがあります。
これではせっかくカロリー不足を解消したいのに、逆効果になってしまいます。
子猫のエサは一日に3回程度、大人の猫も最初は一日3回程度から段々2回に減らしていき「ちゃんと2回エサをもらえるんだ」と認識してもらいましょう。
そうすることで、一気食いによる嘔吐を防ぐことができます。
エサをちゃんと食べているようなら、カロリー不足は解消され段々ふっくらした体格になっていきます。
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身体の異常でカロリーが十分に吸収できないパターンへの対処
こちらは「ご飯はちゃんと食べているけれど、痩せてきた」というケースです。同時に便に異常がみられる場合が多いと思います。例えば下痢です。
下痢をしていると、同じ量のエサの食べても十分に吸収できていませんからカロリー不足になってしまいます。
また腸閉塞では食欲はありますが、「食べても吐く」を繰り返すため同様にカロリーを吸収できず痩せてしまいます。
他にも糖尿病や寄生虫などにより食べても痩せていく(カロリー不足)が起きることがあります。
この場合は早めに病院で診てもらいましょう。
与えたご飯を食べなくなったパターンへの対処
エサの種類を変えると、このようなことが起こることがあります。猫は新しいエサに敏感です。匂いを嗅いで好みじゃないな、と思ったら食べないこともあります。
エサを戻したら食べるようになった、という場合は元のエサに戻してあげましょう。
エサは普段と変わらないのに食べなくなった場合は、病気の可能性があります。
食欲不振でエサが食べられなくなったため、カロリー不足を起こし、痩せてきたという流れです。
この場合も早めに病院で診てもらいましょう。
食欲不振を起こす原因は、消化器系の病気や感染症が主な原因です。
まとめ
猫がカロリー不足になってしまう原因についてお話ししました。
猫が痩せていくケースは「エサが十分に食べられなかった」ことによるカロリー不足以外、身体のどこかに異常がある場合がほとんどです。
1日2回のエサを食べなかった、ということは気にしなくていいです。
2日目も食べなかったときや嘔吐も一緒に起きている場合はすぐ病院の先生に診てもらいましょう。
エサの時間は、猫の健康状態を把握する重要な時間です。毎日欠かさずにチェックしたいですね。