猫コラム

猫の謎の口の中!歯と舌は、人間とどう違う?

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猫の口の中は一体どうなっているのでしょう?

猫の口の中を見たくても、なかなか見せてくれませんね。
私の愛猫も口の中を見ようとすると、ものすごく嫌がります。

そこで、謎が多い猫の口の中について書いていきたいと思います。

Contents

猫の口の中

猫は人と同じく、歯と舌があります。
けれど、歯も舌も人とは全然違いますね。

猫の歯は、形も大きさもばらばらです。
舌はざらざら。
猫のざらざらの舌で、手や顔をなめられると結構痛い!

猫の歯、舌、味覚について解説していきます。

猫の乳歯

人の歯は親知らずを含めると、上下16本、計32本の歯が生えています。
猫は、乳歯が26本、永久歯が30本です。

私は、猫に乳歯があること驚きました。

生後15日から生後30日で乳歯が生えそろい、
生後3ヶ月から生後5ヶ月で抜け落ちます。

歯が抜けていることに全然、気が付かなかった人が多いと思います。

それは、抜き落ちると同時に歯が生えてきているからです。
なので、見た目もほとんど変わりません。

抜けた歯は、猫がそのまま飲み込んでしまうそうです。
便と一緒に排泄されます。

乳歯が落ちているのを、見つけた方はラッキーですね。
乳歯専用ケースがあるので、成長の記念として大切に保管してください。

猫の歯

猫の歯は、犬歯4本、門歯(切歯)12本、前臼歯10本、後臼歯4本です。

犬歯は、どの歯よりも長く、広く平らです。
そのため、獲物を捕まえるときに役立ちます。

犬歯が、ぐさりと獲物の喉元に刺さり、仕留めます。
犬歯の表面には、獲物の血が効率よく流れるように「血溝」があります。

門歯(切歯)は、人間でいうと前歯のように見えます。
しかし、モノを食べるのに使うのではなく、グルーミングの際に、櫛の役目をします。

また、門歯(切歯)の裏には「ヤコブソン器官」という第2の鼻のような器官があります。
ヤコブソン器官は、フェロモンを感知する器官です。

前臼歯と後臼歯は、人間でいう奥歯に当たります。
しかし、人間の臼歯のように食べ物をすり潰すのではありません。

猫の臼歯は、先が尖がっていて、上下の前後もずれています。
これにより、ハサミのように獲物の肉を噛み千切ることができます。

猫の舌

猫の舌のざらざらは、毛づくろいの時に「ブラシ」として働きます。
ざらざらは、突起になっており、絡まった毛を解いていきます。

また、獲物の骨についた肉をこそぎ落とす「スプーン」のような役割もします。

味覚について、猫の舌は「苦い」「しょっぱい」「酸っぱい」の3つだけを感じとります。

特に、苦味には敏感です。
腐った肉に含まれるアミノ酸を苦いと感じます。
体に害を及ぼす腐肉を避けるために発達しました。

一方、塩味は鈍感です。
塩分は、生きていくうえで必要不可欠な成分なのになぜでしょう。

それは、猫は肉食動物で、肉だけを食べてきたからです。
獲物の肉には当然に塩分が含まれています。
わざわざ、塩味を感じる必要がなかったのです。

酸味は敏感に感じるようです。
それは、酸味を旨味として感知している可能性があるからです。

人間は2種類しか旨味を感じることができませんが、
猫は6種類の旨味を感じることができるそうです。

まとめ

  • 猫の乳歯

  • 猫の歯

  • 猫の舌

謎が多かった口の中ですが、分かったことはやはり、
猫は肉食動物であるということ!

歯も舌も肉を食べるためにできています。

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