猫って、ビックリするほどご飯を食べるのが早い時がありますよね?
カリカリ(ドライフード)は案外固いし、噛まずに呑んでいたらオエオエしてしまいそう。
人間にとって"早食い"はあまり健康によくないイメージもあるので、心配になってしまいます…。
この記事では、そんな猫の"カリカリの食べ方"と"注意点&対処法"について紹介します。
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Contents
元々あまり噛まない生き物
実は、多くの猫があまり噛まずにご飯を食べているかもしれないのです。
肉食動物である猫は本来、野生環境では狩りをしてお肉を食べていて、牙(歯)は鋭く尖っています。
この形状はお肉を呑みこみやすい大きさに裂くためのものなので、細かいものを噛む事には向いていません。
また、特有の警戒心の強さがあるので、"食事中の無防備さ"や"獲物(ご飯)が盗られる"事などを考えて素早く済ませてしまうそうです。
ただ、その分だけ高い消化機能を持ち合わせています。
人間より酸性度の強い胃で、食べたものをしっかり消化できるんですよ。
なので、お家の猫ちゃんが噛まずに食べていたり、とてつもない早食いだとしても心配はないのです。
病気の原因となる事も
消化機能が優れているといわれる猫ですが、嘔吐や下痢などの症状が見られるのであれば注意が必要です。
胃腸に負担がかかり、様々な消化器系の病気になってしまう事も・・・。
丸呑み・早食いが原因となりそうな病気をまとめてみました。
- 消化不良
胃の働きが消化に追いつかず、嘔吐や下痢を引き起こします。
- 胃腸炎
日々の過剰な消化や嘔吐によって負担の増えた胃腸は弱まり、慢性胃腸炎やウイルス性胃腸炎にも感染しやすくなってしまいます。
- 肥満
人間と同じように早食いにより"満腹中枢"が狂い、必要以上にご飯を食べてしまいます。
- 糖尿病
身体が糖を取り込む機能が低下し、血糖値が上がりやすくなってしまいます。
猫によって胃腸の強さは違うので、お家の猫ちゃんの負担にならないような食事を与えてあげたいですね。
異常がみられたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
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容器を変えてみるのも◎
病気のリスクを少しでも減らすために、出来るなら"よく噛んで・ゆっくりと"食べてほしいですよね。
すぐに出来る対処法として、フードを与える容器を変える事で改善ができるんですよ。
器の中に突起があり、食べづらくして、食べるスピードを遅らせるというものです。
様々なペット用品メーカーから販売されていますね。
猫によっては食べづらさがストレスとなる子もいるので、徐々に慣らせてあげましょう。
我が家の猫も避妊手術を終えてから、早食いの大食いになってしまいました。
食べづらい容器だと拗ねて食べてくれなくなったので、遊びながら少しづつ手でご飯を与えたり、転がして遊ぶとご飯が出てくるおもちゃ(知育玩具)を活用していますよ。
まとめ
- 猫は噛まなくても消化できる生き物
-
胃腸に負担がかかると病気になってしまう事も
-
対策には専用フードボウルや知育玩具が有効
肉食動物である猫ですが、ペットとしての歴史も長いです。
人間と暮らせるよう品種改良もされていますし、個体差によっては元々胃腸の弱い子もいます。
健康に長生きできるよう、それぞれの猫にあわせた対策をしてあげたいですね。
あなたもお家の猫ちゃんのために、ぜひ対処法を試してくださいね!