ミルクを必要とするほど小さい子猫は、母猫のおっぱいを飲むのが一番です。
ですが、捨てられていた子猫を拾ったりなど、なんらかの理由でミルクを与える必要が生じるケースもあります。
でも、こんな小さい子猫にどうやってミルクをあげたらいいの…?と困ってしまいますよね。
ここでは、子猫へのミルクのあげ方や、気をつけるポイントについて説明していきます。
Contents
子猫用ミルクを子猫用哺乳瓶で飲ませる
子猫の哺乳瓶とミルクを用意
まずは、子猫用哺乳瓶かスポイトと、子猫用ミルクを用意します。
哺乳瓶は、ペットショップなどで購入できる子猫専用の物を。
猫がうまく吸い付けない時は、スポイトでも良いでしょう。
猫には人間が飲む牛乳を与えてはいけません。
お腹を壊してしまうので、必ず子猫用の粉ミルクを用意しましょう。
作り起きせず1回1回作る
飲ませるときは、パッケージに書かれているとおりに作りましょう。
長く置くと傷む可能性がありますので、ミルクの作り起きはせず、必ず1回作るようにします。
飲み残しは取っておかずに捨ててください。
作る量は、パッケージに記載された数値が参考になりますが、健康状態や週齢によって適量は異なります.
動物病院に相談して確認してもらうと良いでしょう。
粉ミルクはお湯で溶かしますが、熱いまま飲ませるのは絶対やめてくださいね。
手の内側にぽとぽと落としてみて、ぬるい程度であれば大丈夫です。
あおむけで飲ませるのは絶対NG
人間の赤ちゃんは抱っこして上向きにして授乳しますね。
ですが、子猫にミルクを飲ませるときは下向きにします。
あおむけにしてミルクを飲ませると、気管に入ってしまう恐れがありますので、やめてください。
母猫のおっぱいに吸い付いているときも、子猫はあおむけにはなりませんよね。
飲ませるときはそっとふくませ、少し舐めさせてみて
ミルクを飲ませるときは、哺乳瓶の口をそっと含ませる程度にして、決してぐいぐい押し込んだりしないでくださいね。
苦しくて嫌がってしまいます。
哺乳瓶の先にミルクを少しだけ絞りだして、子猫に舐めさせてみるのがコツです。
ミルクだと理解して、吸い付いてくれます。
飲み終わったら口の周りをそっと吹いてあげてください。
ミルクを飲んでくれない…そんな時は
せっかくミルクを与えても、飲んでくれないと心配になりますよね。
そんなときはいくつか原因が考えられます。
ウンチがでていない
1ヶ月までの子猫は、排せつの時に助けを必要としています。
ウンチが溜まっているとお腹がぱんぱんで、苦しくてミルクも飲めないでしょう。
そんなときは、濡らしたティッシュでお尻を優しくつつき、排せつを促してあげてください。
吸い付く力が弱い
体が弱っていたり、生まれつきだったりで、吸い付く力が弱い子猫もいます。
飲む気はあるのに、使用している哺乳瓶ではうまく吸えない可能性も。
哺乳瓶の先に切り込みを入れたり穴を開けたりして出やすくしてみてください。
それでも無理そうなら、スポイトを使って子猫のお口の中にぽとぽと垂らして飲ませる
方法もあります。
むせないように、時間をかけて飲ませてあげてください。
ミルクが熱い
せっかく作ったミルクですが、しっかり温度を冷ましていないということはありませんか。
熱いと飲めません。
逆に冷たすぎてもよくありませんので、人肌程度を目安にしましょう。
体が冷え切っている
子猫の体が冷え切っているときはあまりミルクを飲まなくなります。
小さな子猫の体はすぐに冷えますので、タオルで包むなどして温めてあげてください。
それでもだめなら獣医師に相談を!
何をやっても飲んでくれないときは、すぐに動物病院に相談を。
飲んでくれない状態が続くと命に係わりますし、病気が原因で飲めない可能性もあります。
まとめ
- 子猫用ミルクと哺乳瓶を用意し、うつぶせで飲ませる。
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飲まない時は原因をつきとめて対処を。
生まれたての赤ちゃん猫は、最初はうまく哺乳瓶から飲めないことが多いです。
子猫の様子に気をつけ、根気強く飲ませてあげてください。
どうしても飲まない時は、清潔に洗った指につけて舐めさせるといった方法でもいいので、ミルクを口にするようにしてあげてくださいね。