猫を飼っていると、様々な心配や疑問が出てきます。
そのひとつに、食欲不振。いつも食べている猫が食べなくなると、飼い主さんは心配になりますよね。
食欲不振の中でも、水は飲んでくれる、水も飲まない、食べないけれど元気だけはあるなど、様々な状態にわかれます。
今回は、食欲不振だけれど、水は飲んでくれるという猫について、くわしく説明します。
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食欲不振が見られるが水は飲む
食欲不振だけれど水は飲んでくれると言う場合には、その水の量、飲む回数、おしっこの回数などをチェックしてみましょう。
頻繁に水を飲み、おしっこの回数が増えたとなると、肝臓や腎臓、膵臓などの病気の疑いが考えられます。
そのような場合には、ただちに動物病院にかかることが大事です。
特に高齢猫には要注意
高齢猫で食欲不振、多水多尿となると一番に考えられるのが慢性腎臓病。
猫がかかるとされている病気の中でも一番多い病気の一つです。
猫の死因としても多い病気で高齢猫のほとんどが腎不全を患っているとも言われている病気です。
ただし、早期発見、早期治療によって、進行を遅らせ、長生きさせることもできる病気です。
気がかりなことがあれば、早めに動物病院で受診してみましょう。
猫の食欲不振の原因
飼っている猫がご飯を食べなくなったと心配する飼い主さんも多いと思います。
猫という生き物はとてもデリケートであり、猫の食欲不振には様々な原因が考えられます。
環境が変わった、フードを変えた、同居猫を増やしたなどということでも食べなくなることが多いです。
そんな場合は、猫を取り囲む環境の変化を最低限のところまで減らしてあげると元通りになることもあります。
どこまでを食欲不振ととらえるか
猫はご飯を食べない場合、どこまでを食欲不振ととらえるべきか、飼い主さんは迷うところですよね。
環境の変化などがない場合には、ただ単に食べ飽きて食べないなどということもあります。
1食食べなかったからといって食欲不振とは言えません。
極端に食が細くなった、全く食べないとなると話は別です。
1歳未満の子猫の場合は半日食べなかったら食欲不振と判断します。
1歳を超えた成猫でしたら丸1日食べなければ食欲不振と判断しても良いでしょう。
まとめ
猫の食欲不振については、以下のことに注意して判断してみましょう。
- 食欲不振が見られるが水は飲むのは、肝臓や腎臓、膵臓などの病気の疑い
- 特に高齢猫には要注意
- 猫の食欲不振の原因には、様々な理由がある
- どこまでを食欲不振ととらえるかは、年齢でみる
猫が食欲不振ではないかと疑う場合には、飼い主さんの日頃の観察が大事で、それを基準に適切な判断をくだすことが必要です。
何らかの病気ではないかと判断した場合には、早急に動物病院へ連れていくことも大事。
家族に一員でもある飼い猫。
日頃の愛情と適切な判断で、この先も幸せに暮らしていけるかどうかと言っても過言ではありません。
万が一、病気を診断されたのなら、食事療法や投薬などを行い、いつまでも一緒にいられるよう、長生きさせてあげましょう。