初めて猫を飼い始めた人にとっては、わからないことだらけで不安なことも多いのではないでしょうか?
特に子猫であった場合には、少しでもご飯を残していたりすると「ひょっとして病気なの…?」と不安になってしまいます。
私自身も、猫を4匹飼っていてみんなシニア猫ちゃんですが、一番最初の猫ちゃんが来たときにご飯を残している姿を見て「体調悪いのかな…?」を不安になったものです。
しかし、実は猫は「ムラ食い」をする性質があってもしご飯を残していてもあとで食べるつもりでいたりするのでそこまで心配することはないのです!
そこで今回は、子猫のムラ食いに関してご紹介します。
Contents
子猫はご飯に対しても気まぐれ
猫は、我慢強い生き物ですので、体調が悪くても我慢して表に出さないようにする傾向にあります。
ですので、日ごろからよく観察しておかないと猫の不調に気づけないのでいつもと違うと感じることがあれば、猫の体調不良を疑ったほうがいいという意見もあります。
ご飯を残していると、「ひょっとして体調が悪くて食欲が無いのかな…」なんて心配になる気持ちはよくわかりますが、子猫がご飯を残していてもそこまで心配する必要はありません。
なぜなら彼らは気まぐれな性分で、ご飯も気が向いたときに食べるという「ムラ食い」スタイルをとっている場合が多いからです。
私も、衛生面のことを考えてご飯が残っていてもだしっぱなしにするのはよくないと思い、片付けたところ、猫に「にゃーお!!(なんで片付けるんだよ!あとで食べるつもりだったのに!)」と苦情を言われてしまったこともよくあります。
元野良猫の習性
実は子猫に限らず猫がムラ食いをするのは、気まぐれな性分だけが理由ではありません。
たとえば野良猫は、飼い猫よりも無事ご飯にありつける頻度がかなり少ないです。
そこで、ご飯を確保したら一気に食べてしまうのではなく取っておいてご飯が確保できずに空腹になったら食べられるようにとあえて残すこともあります。
子猫と母猫が共に同居していて母猫が元野良猫だったのであれば、母猫のまねをしてご飯を残しているということもあります。
子猫にしてはご飯の量が多すぎる?
あとは、子猫にとってはご飯の量が多すぎるということもムラ食いの原因である場合もあります。
猫のご飯は体重や体型によってあげるべき適量が決まっています。
子猫は特に体重の変化が激しいので、できるかぎり毎日体重を量って適切なご飯の量をあげてください。
適量に関しては、ご飯のパッケージなどにかかれていますのでそちらを参照してくださいね。
安心しすぎてはいけない!
ムラ食いは子猫に限らず猫の習性であることはお分かりいただけたかと思いますが、なかには「猫の習性だから」と安心してはいけないケースもありますので注意が必要です。
ストレスが原因のムラ食い
猫ちゃんにも個性が合って、ストレスを感じにくい猫もいれば、神経質な猫もいます。
そんな中でも、子猫は比較的ストレスの影響を受けやすいといえます。
たとえば、もらってきたばかりの子猫は新しい家や新しい飼い主など慣れない環境に対して肉体的にも精神的にも疲れがたまってしまうことがあります。
また先住猫ちゃんがいた場合には、その猫ちゃんとの関係が上手く行かなければストレスを感じてしまいます。
そういったストレスからムラ食いをする子猫もいます。
その場合には、子猫がストレスを感じる原因を突き止めていきましょう。
新しい環境への不安は、時が経てばなくなりますが、可能であればキャットハウスなど子猫が安心して1匹の時間を過ごせるような場所を作ってあげましょう。
あとは、猫じゃらしや猫のおもちゃで遊んであげることでストレス発散をしてあげてくださいね。
体調不良が原因のムラ食い
たとえば、ワクチン摂取した日や消化器系の病気、感染症、内臓疾患を抱えている場合には体調不良からなかなかご飯を食べられないということもあります。
ワクチン接種による体調不良は、翌日から2日後くらいには回復していますが、それ以上食欲不振が続くようであれば、体調不良によるムラ食いを疑うべきです。
その場合には、食欲以外にも猫の歩き方や排便・排尿、毛並みなどで体調が悪くないか確認してください。
いつもと少しでも違うと感じる面があればかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
まとめ
- 子猫はご飯に対しても気まぐれ
- 元野良猫の習性
- ストレスや体調不良が原因のムラ食いもあるので注意!
今回は、子猫のムラ食いについてご紹介しましたが、ムラ食いはよくあることなのでそこまで心配しなくてもいいですよ!
ただ、体調不良が疑われるケースもありますので子猫の様子はしっかり観察しておきましょう。