お家で飼っている動物ランキングで必ず上位に上がるネコ。
愛らしいフェイスで猫好きという方も多いはずです。
そんな猫ちゃんに、いつもと違う症状がでたら心配してしまいますよね。
私も実際に猫と一緒に暮らしていて、突然くしゃみのようなむせる姿を見かけました。
むせ方や期間によっては危険な症状でもあるので、注意が必要です。
この記事では、
猫でもむせることってあるの?猫のむせる原因と対策を紹介します。
Contents
人間のむせると猫のむせるは違う!?
人間でも食べ物、飲み物が喉に詰まったり変なところにはいったりしてむせますよね。
猫も人間と同じ原理なの?と思いますが、猫と人間とでは少し違います。
猫は基本下を向いて水やご飯を食べるので、喉に詰まることはまずありません。
(稀に蛇口から出る水を上を向いて飲む猫ちゃんもいますが・・・。)
生き物なので、「絶対」とは言い切れません。なので、
- むせる原因(上を向いて水を飲んでいた等)があった
- 一時的なものですぐにおさまった。
上記のようなものであれば、あまり心配する必要もないと思います。
こんなむせ方は危険!
もしもむせている時間が長い、定期的にむせている、断続的に続くなどの症状がみられる場合。
それは猫からの「危険サイン」かもしれません。
ここまでくると、「むせる」というよりも「咳」という表現のほうが正しいですね。
口を開けて舌を出した状態での咳
猫のあくびの時のような口元に似ています。
ケッケッと空気を吐くような音をたてたりもします。
このような時は、お腹の中にある毛玉を吐く前兆だと思われます。
猫は綺麗好きで有名ですよね?猫の舌はザラザラしているため、自分の身体を舐めるときに毛を飲み込んでしまいます。
仮説ではありますが、猫が草を食べるのは毛玉を吐くためといわれることもあります。
猫は食べられない植物が多いですが、イネ科は比較的安全に食べることができます。実際ライオンやトラなども雑草を食べて吐く行動は見られるようです。
出典:http://nekopedia.jp/nekokusa/
吐きたくてもはけない場合、お腹のなかに毛玉が溜まってしまい毛球症になってしまいます。
早期発見の場合、負担の少ない治療で治りますが重症になってくると、手術が必要になるので気を付けましょう。
寝ながら弱々しく咳のような呼吸をするとき
猫は言葉がしゃべれないため、飼い主さんが読み取るしかありません。
「ヒーヒー」と呼吸が苦しそうな咳は非常に危険。
すぐに病院にいって獣医さんに診てもらいましょう。
「肺炎」の可能性が高いです。
重症になってくると、咳の仕方も変わってくるので
少しの変化にも気づいてあげられるようになりましょう。
喉の奥からグーグー音のする咳
猫の喉からグーグーという音がなり、鼻からフシュッと音を出します。
一見、咳?と思いますがこのフシュッと音を立てるのは息を吸い込む音です。
このような症状は「逆くしゃみ」と呼ばれます。
発作!?と心配してしまいますが、くしゃみと変わらないのでそんなに心配はいりません。
空気が乾燥するとアレルゲンが活性化するので、おそらくアレルギーが原因ではないでしょうか。
出典:http://猫好き.jp/neko-gyakukusaymi-933
くしゃみのような咳
この症状が一番多くみられるかもしれません。
私の飼っていた猫もこのような症状でした。
この症状の場合、上げられるのは
- 喘息
- 炎症をおこしている
等があります。
どちらも似たような症状なので、猫の様子をビデオで録画し
獣医師に診てもらいましょう。
対処の仕方
猫がこのような症状を見せたら、焦ってしまいますよね。
しかし、飼い主さんの落ち着きがやはり大事です。
明らかに苦しそうにしているときは、急いで病院に行きましょう。
一分一秒が大切です。
猫は自分ではしゃべれないため、獣医師に症状を伝えるのは飼い主の役目です。
落ち着いて話しましょう。
症状をビデオで録画して伝えるのもいいと思います。
判断が大切ですので、動かしていい場合と悪い場合があります。
自宅でできる対処法
少しでも猫の役に立ってあげたいですよね。
自宅でもできる対処法や和らげる方法をご紹介します。
毛玉の場合、
食事の改善や丁寧なブラッシングを定期的に行うことで防ぐことができます。
逆くしゃみの場合、
喉から胸のあたりをマッサージすることでおさまることがあります。
息を吸うことで逆くしゃみをしているので、一時的に吸わせないのも効果的だと思います。
(顔に息を吹きかけるなど、無理のない程度)
喘息の場合
猫がグスッグスッとしていた場合、原因が家にあります。
原因を見つけることは難しいですが家の埃や食事、アレルギーなどがあるので考えてみましょう。
ひどくなると、呼吸困難にもなるので注意しましょうね。
まとめ
- 猫で人間のようにむせることは稀なこと
- 症状により原因はさまざま
- 飼い主さんは落ち着くことが大切
- 自宅でもできることはある
いかがでしたでしょうか。
一緒に暮らすにしても、できるなら長くずっと一緒にいたいですよね。
猫ちゃんの健康を守るのも、愛情を注いであげられるのも飼い主さんであるあなたです。
少しの症状でも見逃さないように、これかも楽しく猫ちゃんと暮らしていってくださいね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。