猫コラム

飛行機に猫を乗せる際の流れと対処法!

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急な引越しや旅行が決まった時、あなたは愛する猫ちゃんをどうしていますか?
ペットホテルやペットシッターさんに預ける事が出来れば安心ですが、
飛行機を利用した引越しや長期旅行となると心配ですし、手続きの方法もイマイチ分からないですよね。

この記事では、猫ちゃんと飛行機移動する際の"流れ"と"対処法"を紹介します。

Contents

手続きと流れ

まず飛行機を手配する際に猫が搭乗可能であるか、航空会社に直接問い合わせて下さい。
国内線・国外便ともに多くの航空会社で預けることが出来ます(ANA、JALなど)。

格安航空会社などでは利用ができない場合があるので、確実に確認を取っておく事が大切ですね。

国内線での場合は現状、飛行機内への持ち込みはできないようで・・・申請をしたのち、当日受付にて貨物室へ預けてもらう事になります。

国際便の場合

他国へ渡航するにはまず"輸出検疫"を受けなければなりません。
輸出検疫を受けていても、行き先の国によっては更にルールがあります。

  • 狂犬病の予防接種
  • マイクロチップの埋め込み
  • 機内持ち込みでは入国出来ない、など

事前に渡航先の大使館に確認を取り、必要な手続きを済ませましょう。

匂いのついたものを忘れないで

キャリーに入るまでは平気だったのに、車に乗せた瞬間、かなしい声で鳴き始める猫ちゃんっていませんか?我が家の猫がそうなのですが・・・。
乗り物は揺れますし、エンジン音が大きいものが大半。乗せられると恐怖でパニックを起こしてしまう猫ちゃんも多いですよね。

猫の視力はあまりよくなく、聴覚と嗅覚で危険を判断する事の多い生き物です。

自分の縄張りにある物の匂いを嗅いで、フレーメン反応を起こす場合があります。
この場合、安全かどうかにおいを通してチェックしている場合があります。
人間だって嗅いだことのない臭いやキツイ臭いには、つい警戒してしまいますよね。
猫も同様に空気中のにおい物質を嗅いで、安全性を調べているのです。
出典:https://necochan.jp/cat/article/536

なので、あなたの猫ちゃんがいつも使っている毛布やおもちゃを一緒に持っていきましょう。

飼い主のあなたの匂いがついた物も猫ちゃんを落ち着かせる事に有効なので、
普段使っている靴下や枕カバーなどもキャリー(ケージ)に入れてあげたいですね。

事前準備として

  • 使用するキャリー(ケージ)は規格内のものか確認する
  • 6時間前には食事を済ませる
  • 家を出る前にトイレを済ませる
  • 搭乗前に水を飲ませる
  • 搭乗前に体調確認をする

航空会社によっては給水器の取り付けサービスもありますが、
ボトルタイプが使えない猫ちゃんも多いと思うので、一応先に水分は補給させてあげたほうが良いと思います。

ストレスからの緊張により吐いてしまう子も多いので、搭乗寸前のご飯やおやつは控えましょう。

持ち物に関してはキャリー(ケージ)に敷くペットシーツと、搭乗前に使う水飲み皿ぐらいでしょうか。
フライト後に食欲が全く無くなってしまう猫ちゃんも多いようなので、
大好きなおやつも一応持っていくことをおすすめします。

また、貨物室は客席より空調設備が整っていない場合がありますので、季節に応じて保冷剤やカイロを使う方も多いです。思わぬ事故につながる恐れがありますので航空会社に確認をとってから用意しましょう。

悩んだら動物病院に相談を

いざ流れや注意事項を把握しても、猫ちゃんには個性があって、それは変えることが出来ないですよね。

ペルシャ猫などの短頭種の動物は、高温の環境やストレスが原因でフライト中に呼吸困難となることがあります。
出典:https://www.klm.com/travel/jp_ja/prepare_for_travel/travel_planning/pets/index.htm

いわゆる"鼻ぺチャ"系の品種ですと他の品種に比べてリスクが高くなってしまうようです。

他に、あまりにも怖がりな子や、乗り物酔いしやすい子など、
少しでも心配のある場合はかかりつけの動物病院へ相談しましょう(もちろん持病のある子も)。
ストレスによる病気の発症はどの動物にも多く、猫も例外ではありません。

獣医師による薬の処方もある

全ての猫ちゃんに気軽に処方する事はありませんが、現在大きく分けて3種類処方される薬があり、服用して飛行機移動を乗り切る猫ちゃんもいます。

  • 酔い止め
    普段から車などの乗り物で吐いてしまう子にいいですね。
  • フェロモン剤
    リラックス効果があり、興奮を抑えてくれます。
  • 鎮静剤
    おとなしくなるようですが、リスクの大きさから推奨はされていません。

米国獣医師会(AVMA)では長距離移動の犬や猫に鎮静剤の使用は勧められていません。循環器(心臓)や呼吸器に異常が起こるリスクが高いからです。
出典:http://nekopedia.jp/transport-stress/

獣医さんにあなたの猫ちゃんの特徴をきちんと説明して、処方してもらいましょう。

まとめ

  • 洩れなく航空会社に確認をとる
  • 事前に必要になるものを用意しておく
  • 猫に合わせて対処法をとる

音や揺れ、気温や環境の変化がどうしても起こってしまう、飛行機搭乗。
その猫へのストレスはかなり大きいもので、死んでしまった例もありました。

航空会社もそういった事故の無いように取り組んでいるようですが、
大切な家族ですから、とても心配になってしまいますよね。

本当に飛行機に乗ることが必要になった時以外は、なるべく環境を変えずに過ごして欲しいです。
そして搭乗の際は、猫ちゃんが安心して過ごせるように出来るだけ対処法を実践してみてくださいね!

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