猫と長く暮らしていると、年齢ごとに様々な変化があることに気づきます。
猫も人間と同じように年をとってくると、
寝ている時間が長くなったりご飯の量が減ったり、
反応が鈍ってきたりなどということが起こりはじめます。
年取った猫がご飯を食べないと、体も弱ってきて動かなくなり、
これって寿命なのだろうかと、飼い主さんも心配になりますよね。
今回は、ご飯を食べてくれない老齢猫について解説します。
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老齢猫の食欲がない時には
年をとった猫は、食欲がなく、何も口にしなくなると、どんどん体力は衰え、立つこともできなくなるほど衰弱していきます。
ただし、それが寿命かといえば、そんなことはありません。
今まで食べていたものを食べないと食欲の減退を感じた時には、流動食やペースト状のおやつなどを与えてみましょう。
それでも食べてくれない場合には、シリンジで口の端から少しずつ与えてみます。
飲みこんでくれれば大丈夫。
少しずつ食べていくうちに、食欲も元に戻ってくるはずです。
それでもダメでしたら、猫用ミルクやブドウ糖などでエネルギーを補給することもできます。
猫の年齢を人間に例えると
老齢猫と言いますが、どのくらいからが老齢というのでしょうか。
猫は産まれてから半年で人間の10歳にあたる年齢にまで成長します。
1年で成猫となり、その後、人間の4倍のペースで年をとっていきます。
15歳を過ぎれば人間でいう75歳にあり、老齢猫と呼ばれる年齢になります。
猫の寿命はどれくらい
猫の寿命は、個体差もありますが、育った環境や遺伝などでも変わってきます。
外猫の寿命は5年、家猫は10年と昔は言われていました、
ですが、現在では家猫は20歳にまで延び、アメリカには38歳まで長生きした猫もいると言われています。
これは、ペットフードが良くなったことや獣医療の進歩などが後押ししているようです。
長生きしてほしい飼い猫のために飼い主もできる限りのことをしてあげたいですね。
老齢期の猫
寿命が20歳まで延びたと言いますが、15歳ともなれば立派な老齢猫。
人間でいる後期高齢者と同じです。
それぞれの猫による個体差と言うものはありますが、高齢になってくるとそれらしいサインも確認できます。
飼い主さんは、そのサインを見逃すことのないように、日ごろからよく観察し、早く気付いてあげるのも愛情の一つです。
高齢になったサイン
- 動きが鈍る。反応が遅い。
- 視力、聴力が衰える。
- 毛つやが悪くなる。
- 食欲が衰える。
- 歯が抜ける。高いところに上れなくなる。
上記のようなサインが見られてくると、高齢になったサイン。
さらに、年をとってくると、免疫力や代謝機能が衰えて、病気にかかりやすくもなります。
そんなサインを見逃さずに、飼い猫と上手に付き合っていくのが長寿猫への第一歩です。
まとめ
- 老齢猫の食欲がない時には、流動食やペースト状のおやつなどを
- 猫の15歳は、人間に例えると75歳
- 猫の寿命は、現在20歳くらいまで伸びている
- 老齢期は、15歳くらいから
- 高齢になったサインが出てくる
猫の寿命は近年著しく伸びています。
食欲がなくなったからと言って、寿命だとはあきらめずに、何とか食べさせることを試みてみましょう。
きっと、また元気な姿を取り戻して、この先も長寿猫としてまだまだ一緒に生活を楽しんでくれるはずです。