猫は気まぐれな動物です。
気分によって甘えたりツンとしたり。
それが良いという愛猫家も多いでしょう。
ただ、ごはんの好き嫌いが激しくて痩せるまで食べなかったりするのは困りもの。
食べてくれないと、心配ですよね。
そこでこの記事では、好き嫌いを作らないために子猫時代から気をつけておくべき点や、成猫の好き嫌いの治し方について紹介していきます。
Contents
子猫の時に食生活を整えましょう
猫はごはんに対してとても頑固な一面があります。
気に入らないキャットフードがでてくると、お腹が空いても頑として食べず、そのせいで痩せることがあるほど。
そこで嫌いなフードはさげ、好きなフードや美味しいおやつを与えるということを繰り返すと、猫は「嫌いな物を食べなければ好きな物がでてくる」と学習してしまいます。
なので、好き嫌いを作らないためには子猫時代の食習慣を整えることがとても重要。
具体的には、1日の食事の時間を決めて、エサの置きっぱなしはしないようにします。
そして食事時間に出したフードを30分ほど待ってみて食べなかったら、いったん片づけてしまいましょう。
1時間ほど経ったら、また同じフードを与えてみます。
子猫のうちなら、根負けして食べるようになることが多いですよ。
成猫には根気強く
もうすでにおとなになったうちの猫の好き嫌いを治したいんだけど!という場合は、時間がかかるだろうと覚悟して根気強く向き合っていきましょう。
基本は子猫の時と同じで、出したフードを食べなかったらいったん下げて、1時間後に再び出してみます。
ただ、2、3日経っても食べずに痩せる猫もいます。
その場合はほかの方法をとりましょう。
おすすめなのは、好んで食べるフードに与えたいフードを少量まぜて味に慣らしていくという方法。
少しずつ時間をかけて食べさせたいフードの量を増やしていき、ゆっくり切り替えていくと、食べてくれるようになることもあります。
与えたいフードの栄養バランスが悪い可能性も
実は、猫は自分に必要な栄養バランスを知っていて、それになるべく近づくようにごはんを食べることが分かっています。
特に炭水化物には上限があり、それを超える量を含むエサはあまり食べようとしません。
市販の安価なキャットフードには穀類でかさを増しているものが多く、必要以上の炭水化物が含まれています。
食べさせたいものがそんなフードなら、猫ちゃんが食べたがらないのはむしろ当然なのですね。
できるだけ良質なキャットフードを選んで与えてあげてください。
保存にも気をつけて!
猫が食べないのは、好き嫌いやわがままばかりとはかぎりません。
保存状態が悪く、酸化してひどく味が落ちていることも考えられます。
不味すぎるフードは、猫でなくても食べたくないですよね。
匂いや鮮度を保つために、開封したフードは密封袋に入れて空気に触れないようにするなど、注意して保管してくださいね。
まとめ
- 子猫のときに食生活を整える
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成猫には根気強くつきあう
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食べさせたいフードの質が悪ければ与えるのは止める
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保管方法に気をつけ、酸化しないようにする
猫の好き嫌いが激しく、痩せるまで食べないと困りますね。
ただ、その好き嫌いを作っているのは飼い主や環境である可能性があります。
子猫のときから食事の時間を決めてだらだら食いをさせないようにすることが大切。
また、美味しいおやつばかり与えないようにしましょう。
成猫になってから好き嫌いを治すときは、時間がかかると決めて根気強くとりくんで。
うまくいかなくても怒ったり、大声を出したりしないようにしてくださいね。