猫の品種・種類

スコティッシュフォールドの「鼻血」は“軟骨異形成”が原因?

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豊富な猫種のなかでも、特に人気なのがスコティッシュフォールド。

まん丸顔に折れ耳、ユーモアな仕草など、人気の理由はたくさんあります。

我が家でも2匹のスコティッシュフォールドを飼っています。

しかし、スコティッシュフォールドは鼻血が出やすい猫種であることをご存知でしょうか?

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ある日、大量の血ふぶきが…!

スコティッシュフォールドを飼いだして1年ほど経ったある日、
仕事から帰宅すると部屋のいたるところに血ふぶきのようなものが…。

その日は「何だろう…?」と思いながらも“血”であることを確信できず、
様子を見ることにしました。

数日経ったある日、1匹の猫をふと見ると鼻が真っ赤になっていました。

その色は、まるで口紅でも塗ったかのように鮮やかな赤色。

私はティッシュで猫の鼻を拭き取ってみました。

すると嫌な予感は的中。数日前の汚れが“鼻血”であることに気付いたのです。

鼻血は、深刻な病気の可能性も

居ても立っても居られなくなった私は、すぐにネットや本などで猫の鼻血について調べました。

すると、「多血症」「甲状腺機能亢進症」「クッシング症候群」などの遺伝性疾患や、「副鼻腔炎」「クリプトコッカス症」などの感染症にかかっている可能性があるということがわかったのです。

翌日、不安な気持ちを抱えたまま動物医者に連れていきました。

「大変な病気だったらどうしよう…」とドキドキして診察室へ。

鼻の中の隅々まで小さなカメラで調べてもらった結果、
「この子は鼻が少し潰れているから、アレルギーを起こしやすいんですよ」と。

言われてみれば、子猫の頃から我が家の猫は度々クシャミを繰り返していました。

先生によれば「クシャミを繰り返すと鼻の中の粘膜が弱り鼻血が出てしまうとのこと」でした。

耳や鼻、さまざまな部位に起こる骨軟骨異形成

では、何故スコティッシュフォールドはアレルギー(鼻炎など)を起こしやすいのでしょう。

スコティッシュフォールドは、骨軟骨異形成による体の特徴をもとに生み出された猫種です。

骨軟骨異形成とは骨が正常に成長しない病気のことで、
スコティッシュフォールド特有の「折れ耳」も骨の形成異常によるものなんですね。

我が家の猫は鼻にも形成異常を起こし、つぶれたように変形していたのです。

くしゃみが出やすいのは、変形した鼻の形が原因…。

そして、くしゃみを繰り返すことで粘膜に傷がつきやすくなっていて、
鼻血に繋がってしまうとのことでした。

まとめ

深刻な病気が原因でないことがわかった私は、ひとまずひとまず肩をなでおろしました。

しかし、スコティッシュフォールドが持って生まれた軟骨異形成こそが、
深刻な病気であることを理解しておかないといけませんね。

これからスコティッシュフォールドを飼うことを考えている人も、
このようなリスクが起こる可能性が高いことを十分に理解したうえで飼いましょう。

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