ごはんを美味しそうに食べる猫はとってもかわいいですよね!
でも食べ過ぎて"デブ猫"になってしまったり、不健康になってしまったら可哀想…。
この記事ではそんな"食いしん坊な猫"への"対処法"について紹介します。
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適正量を守る事は大切
猫ってとっても甘え上手ですよね。
ねだられると、ついついご飯やおやつを与えてしまいます…。
でも、健康のためには1日のカロリー量をしっかりと守る事が大切。
食べすぎは肥満の元となり、肥満は様々な病気の元となってしまいます。
肥満が原因となる病気をまとめてみました。
- 脂肪肝
肝臓に脂肪がつき、肝臓の機能が低下します。
短期間でも断食ができなくなったり、肝臓がんのリスクがあがってしまいます。
- 心筋症
脂肪が心臓への負担となり、血液の流れが悪くなります。
呼吸が荒くなったり、突然死にも繋がります。
- 糖尿病
脂肪が原因でインスリンの働きが鈍くなり、細胞がブドウ糖を取り込めなくなります。
エネルギー源となるブドウ糖を断たれた身体は、様々な器官が働かなくなってしまいます。
- ヘルニア
増加した体重が背骨などに負担をかけ、支える事ができなくなり、椎間板疾患へ繋がります。
美味しいものを食べたり、楽しく遊ぶには健康である事が1番ですよね。
病気のリスクを回避するために、肥満にはならないように気をつけてあげたいです。
回数を分けて与えてみる
人間と同じように、猫にも"満腹中枢"が存在します。
1度にたくさんの量を与えると一気に食べてしまい、必要以上に食べてしまうんですよね。
1日の適正量をきちんと2,3回に分けて与えるようにしましょう。
少し時間が空くだけで多少の満腹感が得られますよ。
また、転がして遊ぶとフードが出るようなおもちゃを活用する事もオススメです。
時間をかけて食べられますし、消費カロリーもあがりますよ。
1日の適正量の計算式
標準体重の猫の場合は"体重×80kcal"で計算します。
5kgの成猫の場合には"5kg×80kcal=400kcal"となりますね。
100gで350kcalのフードの場合、110gを数回に分けて与えましょう。
お家であげているフードのカロリーで計算してみて下さいね。
肥満猫の場合には"体重×40~50kcal"で計算してあげましょう。
フードや容器を変えてみる
食べる事が大好きな食いしん坊猫だと、少ないご飯じゃなかなか満足してくれないですよね。
我が家の猫もご飯に不満があるとミャウミャウと要求してくるので、可哀想になる事もしばしば…。
ストレスなく適正量を守れる対処法を紹介します。
- ダイエット用フード
カロリーが抑えられているので、通常のフードより多い量を与える事ができます。
穀物の少ない、高たんぱくなものを選んであげましょう。
- 寒天でかさまし
寒天はゼロカロリーなので、かつおぶしなどでゼリーを作ればフードのかさましをする事ができます。
与えすぎるとお腹をゆるくするので、少量ずつ与えてくださいね。
- 食べづらいフードボウルを使う
器の中に突起のついた、早食い防止の容器がペット用品メーカーから多数販売されています。
ゆっくり食べる事で満腹感が得られやすいですよ。
我が家の猫は避妊手術後に食欲が増加してしまい、助骨がわからないくらい太ってしまいました。
現在はカロリーオフのフードで、週1でかつおぶし寒天をトッピングしています。
ピーク体重の時から少しづつ減量に成功しています。
まとめ
- 肥満によるリスクを把握する
-
適正量を2,3回に分けて与える
-
満足できる与え方をする
食べる事が大好きな猫にとって、いきなり給餌量が減るとストレスになってしまう事もあります。
お家の猫ちゃんにあわせて、徐々に変更してみてくださいね。
また、たくさん食べても太らない場合"消費カロリー"が多ければ問題ないですが、特に動いていないのであれば病気が隠れている事も。
猫ちゃんの様子をよくみて判断してあげてくださいね。