子猫の時期は、ぐんぐんと成長していきます。
1歳に近づくにつれ緩やかな成長となりますが、それまでは毎週のように体重が増えていくのがふつうです。
もしも子猫ちゃんの体重が増えないのであれば、何か問題が隠れている可能性が高いです。
原因をつきとめて、対策しなければいけません。
そこでここでは、子猫ちゃんの体重が増えない原因と対処法について紹介していきますね。
Contents
食事の量や回数が少ない
キャットフードはきちんと量って与えていますか?
もし適当に出しているというのであれば、量が足りていない可能性があります。
フードのパッケージには月齢ごとの目安量が書かれていますので、それを参考にしっかり計量して与えるようにしましょう。
ただ、書かれている量はあくまで目安です。
書かれている通り与えていてもその子には足りていないというケースもあるので、様子をしっかり観察して量の調整を行う必要があります。
また、1度に食べられる量が少ないので、1日の食事回数を多めにする必要があります。
1日の規定量を3~5回に分け、こまめに食事させるようにしましょう。
成猫用フードを与えている
キャットフードは、子猫用と成猫用とわかれているものが多いです。
これは子猫の時期は特に栄養を必要とするため。
子猫用のフードは、高たんぱく高カロリーで、少量で豊富な栄養が摂取できるようになっています。
もしも成猫用のキャットフードを与えているなら、子猫用に変えてあげましょう。
なお、ライフステージごとに替える必要がない、全年齢対応のキャットフードもあります。
その場合は、子猫と成猫で与える量が異なり、子猫への給餌量を多めにすることで必要な栄養が摂れるようにしてあります。
パッケージに記載されている給餌量の目安に従って与えるようにしましょう。
寄生虫がいるのかも
子猫のお腹に回虫や鉤虫などの寄生虫がいる場合、いくら食べても栄養を吸い取られるため体重が増えなくなります。
放置していても自然治癒することはなく、人間に感染する可能性もありますので、速やかに治療することが大切です。
寄生虫がいる場合、嘔吐したりうんちに虫が混じっていたりして気がつくこともあります。
しかし、虫の種類によっては体重が増えない、毛艶が何となく悪いという以外にとくに目につく症状が現れないケースも。
子猫用か全年齢型フードをしっかり規定量与えているのに体重が増えないという場合は、ほかの症状がなくても動物病院を受診した方が良いでしょう。
その際はうんちを持参しましょう。
検査でうんち中に虫の卵がいるかどうかを調べてもらえます。
猫風邪などの病気に罹っている可能性も
何かの病気に罹っていて体重が増えないことも考えられます。
ただ、この場合は、ふつうは嘔吐や下痢、鼻水やくしゃみなど別の症状がでるものですので、気がつくことがほとんど。
体調が悪そうだと思ったら、病院を受診してください。
病気の種類によってはワクチンで予防できるものもありますので、生後2ヶ月以降になったら子猫の体調の良い時にきちんと受けておきましょう。
まとめ
- 子猫の体重が増えない時は、原因をつきとめて対策をとることが大切
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餌の量が少ない、成猫フードを与えている、寄生虫や病気などの原因が考えられる
基本的に、子猫の時期は体重が増えていくものです。
体重が増えなかったり減っていたりしているなら、放置せずに速やかに対策をとってくださいね。