猫ちゃんを飼っているけれども、ご飯をあまり食べないから具合が悪いのかなと心配なんだけど…
普段の様子はとっても元気だから、動物病院に連れていくか迷っていますという猫の飼い主さんの声をよく聞きます。
確かに食欲は人間でも、体調のバロメーターともいえることですので、小食だと体調不良を疑ってしまう気持ちはよくわかります。
そこで今回は、猫の小食についてご紹介します。
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普段から小食なら心配ない!
結論からいうと普段から猫ちゃんが小食で元気なのであれば、そこまで心配することはありません。
元気かどうかを判断するのには、普段の猫ちゃんの動きや、尿・便の量や状態、毛並みなどで判断できます。
体調が悪いときには、
- 尿・便の量が少なくなっている
- 血尿が出ている
- 下痢状態が何日間も続いている
- 毛並みが普段よりもごわごわしている
- 毛づくろいをあまりしていない
など普段との変化がありますので、その変化を見逃さないようにしてください。
猫が小食なのは「ムラ食い」のせい
猫は、今でも野良猫が野生の世界で生きていますが、飼い猫で野生の世界を知らない子であっても、野生の本能や習性が残っています。
野生の肉食動物には、獲物が取れた時にだけご飯を食べるという特徴があることから「ムラ食い」の習性を持っています。
つまり獲物が取れたからといって一度にすべて食べてしまうのではなく、
獲物がとれずに空腹に悩まされてしまうときに、食べるためのご飯を残しておく習性を持っているということです。
ですので、猫もその野生の習性が残っているため、
ご飯少し食べて、残しておいて時間が空いたらまた食べる…ということを繰り返している場合があるのです。
1度に食べる量が少なくてもすぐに心配する必要はありません。
もし、元気がないうえに丸1日なにも食べないというときは動物病院に連れて行きましょう。
ご飯の種類を変えたときは注意!
猫のご飯でも、普段のメーカーと違うものを買うということもあるかとおもいます。
私自身も猫が4匹いるので、ご飯代は結構かかるのでできるかぎり節約しようと安いドライフードを見かけると買うので、あまりメーカーを統一してはいません。
ただ、ご飯の種類が変わることを嫌う猫ちゃんもいるので、もし普段上げているご飯とは違うものをあげているときに、小食になったというのであれば新しいご飯が原因かもしれません。
猫はの習性として馴染んだものばかり好み、環境の変化を嫌う傾向があります。
ですので、ひょっとすると新しいご飯によって環境が変わったことに猫ちゃんがストレスを感じている場合もありますので、その場合にはできるだけ同じご飯をあげるようにしてください。
体調が悪い場合の小食とは
猫は体調が悪くても表に出さない我慢強い動物だとも言われています。
これも野生の習性として弱っているところを見せてしまうと、敵に襲われやすくなってしまうからだといわれています。
ですので、普段よりも少食だと感じたときには、猫ちゃんのことをよく観察して体調不良ではないかどうか判断する必要があります。
先ほどもご紹介しましたが、体調が悪いときには、尿・便の量が少なくなっていたり、尿・便の状態、毛並みが汚くなっているなど小さな変化ではあるものの確実にいつもと違うところがあります。
なので、変化を見つけたらすぐに病院へつれていってください。
まとめ
- 普段から小食なら心配ない!
- 猫が小食なのは「ムラ食い」のせい
- ご飯の種類を変えたときは注意!
- 体調が悪い場合の小食とはいつもと様子が違うかも!
今回は、猫の少食についてご紹介しましたが、猫の習性である「ムラ食い」から少食であることは仕方がないことです。
ただ、ムラ食いしているからといって、
食べかけのご飯を出しっぱなしにしていると雑菌が繁殖してしまうので、
ある程度時間が経ってもご飯が残っているときには片付けてあげてくださいね。