人間の食事の塩分を気にするように、猫のフードの塩分を気にかける人が増えています。
このページにたどり着いたあなたも、その一人ではないでしょうか。
特定の病気の猫はご飯の塩分に注意する必要があります。
また、健康な猫にとっても塩分の過剰摂取は病気を引き起こす原因になります。
普段のエサが「愛猫の健康に良くないものかもしれない」と思うと怖いですよね。
この記事は猫のウェットフードの塩分についてまとめています。
ウェットフードと上手に付き合うための参考にしてください。
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Contents
ウェットフードには塩分が多く含まれている
猫のエサやおやつには、食いつきをよくするために
塩分の含有量を高くしている製品があります。
「そもそも、なぜ塩分を入れるの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
実は、猫の味覚は「苦味」「酸味」「塩味」しかわからないのです。
「苦味」「酸味」は食べ物が腐っていないかを判断するためのものなので、
猫が美味しいと感じる味の決め手は「塩味」ということになります。
そのため、特に低価格のフードには塩分を加えたものが多数存在しています。
過剰な塩分は体に悪影響
猫にとって塩分は生きていくために必要不可欠です。
少なすぎるのもいけませんが、かといって取りすぎは体によくありません。
人間と同じですね。
猫に多い腎不全や心疾患は塩分の過剰摂取が原因といわれています。
フードに注意が必要な猫
先に挙げた腎疾患や心臓病、高血圧の猫は塩分に気を配る必要があります。
また、人間のご飯をよく食べさせてもらっている子も要注意です。
人間の食べ物は塩分たっぷりなので、猫の体には負担がかかります。
知らず知らずのうちに、塩分過剰になっている可能性が高いです。
愛猫の健康のためにも猫用のご飯やおやつをあげましょう。
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フードの塩分の調べ方
ここまでくると、愛猫にあげているフードやおやつの塩分量が気になりますよね。
実際には塩分の中の「ナトリウム」が健康に関係していると
いわれているので、ナトリウムの含有量をチェックしましょう。
アメリカのAAFCO(米国飼料検査官協会)では、
成猫に理想的なナトリウム量はフード100g当たり0.2%以上としています。
上限値は定められていませんので、0.2%よりどれだけ高いかを基準にしましょう。
しかしながら、ナトリウムの含有量を調べるのは意外と難しいです。
詳しい方法は以下を参照ください。
成分表示
成分表示で「ナトリウム」(海外製のフードであれば「sodium」)を探してください。
値が0.2%より多いほど塩分が多めの製品といえます。
しかし、表示は義務ではないので、含有量が書いていない商品も多くあります。
(私がスーパーで見た限りでは、標記のある商品はほとんど無かったです)
市販の安売りされているウェットフードの塩分の把握は難しいといえるでしょう。
塩分濃度計
市販の人間用の塩分濃度計を使うことで、正確な数値を知ることができます。
塩分濃度計で図る場合は0.51%よりどれだけ多いかを基準にしましょう。
まとめ
- 安価なウェットフードは塩分量が高い傾向にある
- 塩分の過剰摂取は腎臓病や心疾患の原因になる
- ナトリウム含有量100gあたり0.2%よりどれだけ濃いかで判断する
かわいい愛猫の健康のためには食事の管理が重要です。
普段、何気なくあげているウェットフードですが、
量を少なめにするなど塩分について気を配りたいですね。