猫は環境の変化が苦手です。
住まいが変わることは、猫にとっては大きなストレス。
引越しをすると、部屋の隅っこに隠れて数日食べないなんてこともよく聞きます。
ずっと同じ家で飼ってあげたいところですが、さまざまな理由で引っ越さなければいけないこともありますよね。
この記事では、引越しをして猫が食べないときにすること、早く慣れてもらうために気をつけたいことについてご説明します。
Contents
環境を整えて静かに見守る
猫を新しい家の中に放すと、最初は怯えてごはんも食べないということがよくあります。
新居に対する警戒心が薄れてくるば、しだいに食べるようになるでしょう。
そのためには、猫が慣れやすい環境を整えておくことが大切です。
隠れられるスペースを用意する
新居では、押し入れにキャリーバッグを置いたり、部屋の片隅に猫ベッドを置いたりするなど、猫が隠れられるような狭いスペースを用意します。
そこには好きでよく遊ぶおもちゃも置いておくのがおすすめです。
猫が食べたくなった時すぐに食べられるように、ごはんやお水もそばに置いておきましょう。
また、ふだん通りに飼い主さんが優しく声かけしてあげることも効果的です。
新居の探索をはじめたらそっと見守る
隠れていたところから出てきて、部屋をあちこち見て回りはじめたら、静かに見守ってあげてください。
早く慣れてほしいからと無理に抱っこして新居を見て回るなんてことは、絶対にしないようにしましょう。
猫の気持ちを尊重して、やりたいようにやらせることが大事です。
まわりで大声をだしたり、大きな音をたてたりもしないようにしてくださいね。
食べない状態が続いたら動物病院へ
猫のペースを尊重すること大切ですが、もし飲まない・食べない状態が2~3日続いたら、動物病院を受診しましょう。
脱水症状や、肥満猫の場合は肝リピドーシスという病気を招く心配があります。
新居は前にいた部屋に似せる
新居に移るなら、家具も家電も新しくしたいと思いますよね。
でも、それは猫のためにはあまり良くありません。
猫のためには、買い替えずに以前のままの家具を使うのがベスト。
部屋の様子ががらりと変わって不安で仕方ない猫ちゃんも、自分の匂いがついた物があれば少しは安心します。
トイレや猫ベッド、おもちゃなどもすべて持っていってあげてください。
トイレの猫砂も、新しく交換しないで使用していたものをそのまま持ち込むといいですよ。
新しい家具に買い替えるのは、猫が環境に慣れてからにしましょう。
まとめ
- 安心できるスペースを作り、いつでも食べられるようにそばにフードを置く
-
猫のペースを尊重し、そっと見守る
-
できるだけ以前と同じ環境に似せた部屋作りをする
引越しをして新しい環境に移ると、人間でも不安になりますよね。
慣れた環境にいることで安心する猫は、もっと大きな不安とストレスを感じています。
できるだけストレスが軽くなるように気をつけてあげてくださいね。
新居に慣れてくれば、ごはんもしっかり食べるようになるでしょう。