いつもご飯を食べていた猫が食べなくなると、とっても心配になりますよね。
お水は飲んでいるなら、病院に行かなくてもいいのかも…と、悩んでしまう事も。
この記事では、ご飯を食べない猫を動物病院に連れて行く際の目安と"対処法"について紹介します。
Contents
絶食状態になる前に動物病院へ
猫の絶食状態が続くと、【脂肪肝(肝リピドーシス)】という病気を発症するリスクが高くなってしまいます。
この脂肪肝はエネルギー不足によって引き起こされるもので、脂肪が肝臓に溜まってしまう事で肝機能障害を起こします。
一度発症してしまうと完治は難しく、症状を和らげる治療しかない病気です。
- 生後1~3ヶ月でおおよそ8時間
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生後3ヵ月~1年でおおよそ半日
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成猫でおおよそ丸1日
以上が絶食状態と判断される目安となるので、ご飯を食べない間は必ず様子を見ていてあげたいですね。
また、この時間を過ぎてしまう場合や嘔吐・下痢などの症状がある場合、あきらかに元気が無い場合にはすぐ受診することをおすすめします。
フードを変えてみる
猫がご飯を食べなくなる原因は体調不良もありますが、"食べ飽きてしまった"場合もすごく多いんですよ。
"食べムラ"とも言われていますね。
その場合には、いつもと違ったフードで猫ちゃんの食欲を刺激してあげてもいいかもしれません。
我が家でも一時期、猫たちの食べムラには悩みました・・・。
大容量のお買い得フードを与えていたので、一ヶ月もすれば同じ味に飽きてしまったんですよね。
現在は2,3種類のフードをストックして、ローテーションしたり、混ぜたりして与えています。
同じ(まぐろ味)でもメーカーが違えば風味も違うようで、少し香りが違うだけで食べムラには効果がありましたよ。
ネットショップでも色々なフードが低価格で販売されているので、ぜひ1度見てみてくださいね。
トッピングで香り付けしてみても◎
飼い主さんによってはフードへのこだわりもありますよね。
アレルギー持ちの猫ちゃんであればフード選びの選択肢も狭いものに・・・。
現在のフードは変えず食欲を戻したいのであれば、香りの良いものをトッピングしてあげるのもいいかもしれません。
今、ペットショップでは様々なふりかけが販売されていますよ。
ササミパウダーやまぐろパウダーなどなど様々な味があり、猫用かつおぶしも健康志向の減塩タイプなどがあります。
ふりかけは300円以内で買えるものも多いので、複数の味をキープできる事も魅力的です。
市販品の保存料含む添加物が気になるのであれば、鶏肉やお刺身用の魚を湯がいたものをフードに乗せてあげる事もおすすめ。
カロリーが気になる猫ちゃんには茹で汁だけかけてあげたり、猫に合わせた工夫もしやすいですよ。
猫ちゃんの好みを知るきっかけにもなるので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
- 絶食が続くと病気のリスクが増加する
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状態を見極めるためにしっかり観察
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食べムラならばフードに工夫を
猫は元々気まぐれな性質もあり、つい「気が向いたら食べてくれるだろう」と思いがちですよね。
お水を飲んでくれているのであれば更に油断してしまいそう・・・。
絶食状態になる前に猫の好物を用意して、早めに対応してあげたいです。
あなたのお家の猫ちゃんも美味しくご飯を食べてくれるといいですね!