赤ちゃん猫を育てる際は、体温調節と授乳、そして排泄に特に気をつける必要があります。
授乳も大変ですが、注意したいのは排泄です。
おしっこやうんちがちゃんときちんと出ているか、しっかり注意してくださいね。
おしっこは出ていても、うんちがうまく出ないことがあります。
ここでは、生後1週間程度の赤ちゃん猫が便秘になったときにどうすればよいか説明します。
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排泄は補助が必要
赤ちゃんのうちは、自力で排泄できません。
お母さん猫がいれば肛門を舐めて刺激を与えるのですが、いない場合は飼い主さんがサポートする必要があります。
やり方は難しくなく、ぬるま湯に浸して軽くしぼったコットンやガーゼでつんつん刺激するだけ。
このとき、乾いた布やティッシュなどでごしごし擦ることは止めましょう。
デリケートな肌が荒れてしまいます。
ぬるま湯やオリーブオイルで濡らした綿棒を使う方法もありますが、つんつんつつくだけにしておきましょう。
肛門にさしいれるのは中を傷つける可能性があり、危険ですので家庭でやるのはおすすめできません。
便秘はいつから?対策は?
ところが、刺激を与えてもうまくうんちが出なくなることがあります。
離乳食開始後の子猫の場合は丸2日、成猫の場合は丸3日でないと便秘とされます。
しかし、まだミルクしか飲んでいない生後1週間程度の赤ちゃん猫なら、3日程度でなくてもおしっこが出ていれば問題ないとされています。
とはいえ、やはり出すべきものが出ないのは心配ですし、放置していても赤ちゃん猫が苦しくなるだけですので、次のような対策をとってみてください。
- ミルクを少し薄めにつくる。ただし、その場合はミルクの回数を増やして1日の規定量がきちんと摂取できるようにする。
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全身を優しく撫でるようにマッサージする。力はいれないように!
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お尻をつんつん刺激していると肛門が少し出てくることがあるので、そのあたりをつまむようにして揉み揉みしてみる
元気そうでも、4日経っても出なければ、動物病院に電話などで相談を。
赤ちゃん猫のお腹がぱんぱんになっている、ミルクを飲まなくなった、嘔吐するといったことがあればすぐに受診してください。
まとめ
- 赤ちゃん猫は肛門を優しく刺激して排泄のサポートをする
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赤ちゃん猫の場合は2日~3日程度うんちがでなくても心配はないが、ミルクを薄めに作ったりマッサージをするなど、改善のための対策を
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お腹がぱんぱんに張ってミルクも飲まないようなら受診する
弱々しい赤ちゃん猫のうんちが出ないと心配になりますね。
ミルクをしっかり飲み、元気そうにしているなら、3日程度出なくてもあまり心配はいらないとされています。
排便を促す刺激を丁寧に行い、それでもうんちの出が悪いようなら、対策方法を試してみてあげてくださいね。