子猫が便秘になると心配ですね。
うんちが出ていないのが1日程度なら様子を見ても構いませんが、丸2日でないようであれば対処してあげましょう。
便秘の対処法のひとつとして、綿棒で肛門を刺激する方法を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、これは少し注意が必要な方法です。
ここでは、便秘の対処法や綿棒を使う際の注意点について紹介していきます。
Contents
子猫の便秘の一般的な対処法
まずは子猫が便秘になった時の対処法について説明します。
水分を摂らせる
便秘の原因で多いのが、水分不足です。
水分が足りていないためにうんちがカチカチになり、子猫の弱い力では排出できなくなるのです。
この場合は、できるだけ水分を摂らせるようにしましょう。
お腹マッサージ
運動不足で腸がよく動いていないときも、うんちが出ない原因となります。
優しくお腹をマッサージして、腸の動きを促してあげましょう。
お腹をマッサージするときは、指の腹で「の」の字を書くようにします。
決して力を入れず、優しく優しく行ってください。
肛門を刺激する
もともと、生まれたての子猫は自力で排泄することができません。
母猫が肛門を舐めて刺激を与え、排泄を促します。
排泄できるようになってからも、小さいうちは力が不十分なためにうまく出せないことがあるのです。
肛門を刺激してやることで、うんちの排出を促すことができます。
刺激するときは、お湯やオリーブオイルで濡らしたコットンやガーゼを使ってとんとんとたたきます。
肛門にもオリーブオイルを塗ると良いでしょう。
うんちがつるりと滑って出やすくなります。
肛門をつつく力があまりに弱いと刺激が伝わないことがありますが、だからといって強くしてはいけません。
綿棒を使う時の注意点
肛門を刺激するときは、コットンやガーゼのかわりに、綿棒も使えます。
オリーブオイルをしみこませた綿棒で、とんとんと肛門を刺激しましょう。
このとき、綿棒の先をお尻の穴にさしいれることはしてはいけません。
病院ではそういった手段をとることもありますが、それは知識と経験がある獣医師だからできることです。
素人が行うと、肛門や腸の内側が傷つく可能性があり、とても危険です。
痛くて怖い思いをした子猫がうんちすることを嫌がってしまい、ますます便秘がひどくなってしまう可能性もあります。
まとめ
- 子猫が便秘になった時は、水分摂取を促す、お腹をマッサージする、肛門を刺激するといった手段が有効
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肛門を刺激するときは濡らしたコットンやガーゼをつかう
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綿棒をつかうときは、お尻の穴に入れて刺激しない。怪我をする可能性があり、危険。
子猫の便秘の解消法として、綿棒を使った方法が紹介されていることがあります。
しかし、この方法は怪我をする可能性があるもの。
肛門を刺激するなら、濡らしたコットンやガーゼを使う方がいいでしょう。
お腹マッサージなども行ってみてください。
それでも解消せず長引くようであれば、獣医師に相談すると良いでしょう。