子猫

ほかの子より成長が遅い!?子猫の成長不良について

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子猫ちゃんって天使ですよね!!
一挙一動がとても愛らしく、毎日本当に癒されます。

いつまでもそのままでいてほしい反面、可愛い子猫ちゃんの発育が遅れているようだったら、すごく心配になりますよね。

今回はその原因を考えてみましょう。

Contents

猫の成長

猫ちゃんは1歳~1歳半でだいたい大人になると言われます。
身体の成長はだいたいこのあたりから緩やかになり、体重の変動も落ち着きます。

子猫ちゃんの体重

成猫になるまでの1年間、猫ちゃんは大きく成長していきます。

出生 体重:約100~120g
1週間 体重:約200~250g
2週間 体重:約250~300g
6ヶ月 3週間 体重:約300~400g
1ヶ月 体重:約400~500g
2ヶ月 体重:約950~1000g
3ヶ月 体重:約1~1.5kg
6ヶ月 体重:約2.5~3kg
9ヶ月 体重:約3~3.5kg
1年~ 体重:約3.5~4.5kg
出典:http://www.fkhey.info/cat/nenrei.html

これは標準的なサイズの猫ちゃんの平均値ですので、小型タイプや大型タイプの子達は数値が変わってきます。

成長しない原因は?

もともとあまり大きくならないシンガプーラなどの品種の猫ちゃんもいます。
しかし、体重が上記の基準を大きく下回ってしまう場合は病気の可能性が疑われます。

寄生虫が体内にいるかも?

もし、猫ちゃんに下痢や軟便がある場合、
猫回虫と呼ばれる寄生虫が猫ちゃんの腸内にいて、それが成長を妨げているのかもしれません。

猫回虫が、猫ちゃんが本来摂るべき栄養素を奪ってしまいます。

口の中の異常かも?

猫ちゃんが咳をしていたり、よだれを流している症状がある場合は、「口蓋裂」という遺伝性の病気の可能性があります。

この病気は、口蓋という口と鼻を仕切る場所に穴があり、そのせいで食べ物をうまく飲み込めないという病気です。
食べたものや飲んだものが鼻の方に流れてしまうため、栄養を十分に摂ることができなくなってしまうのです。

消化器や肝臓に問題があるのかも?

猫ちゃんが嘔吐や下痢を繰り返している、おしっこが少ないまたは血尿などの場合、
「先天性門脈体循環シャント」という病気にかかっている可能性も考えられます。

肝臓へ腸から吸収した栄養を運ぶ血管を門脈といいますが、その門脈が静脈とつながってしまうことによって肝臓へ流れる血液が少なくなってしまい、肝臓へ栄養が満足に回らなくなるという病気です。
これは遺伝性のものだと考えられています。

心臓に問題があるのかも?

もし猫ちゃんが咳をしていたり、すぐに疲れるといった症状が見られたら、
「動脈管開存症」と呼ばれる病気の可能性も考えられます。

本来は生まれたあとに閉じるはずの肺動脈から大動脈に血液を運ぶ動脈管という血管が開いたままになっているせいで、血液の流れがおかしくなり、体に酸素や栄養が回りにくくなる病気です。

これは先天的な心臓病と考えられています。

猫ちゃんの成長不良が気になる時は?

もちろん猫ちゃんにも個体差はありますので、病気でなくても平均より体重の少ない子もいます。
うちのメインクーンの女の子も大人になっても4kg弱の体重でした。

しかし、明らかにご飯を食べていないときはもちろん、ご飯をきちんと食べているのに子猫ちゃんが大きくならないときも、一度病院で相談することをおすすめします。

思いもよらない問題を抱えていることもあるかもしれません。

まとめ

子猫ちゃんが十分に成長しないときは以下の病気の恐れがあります。

  • 「猫回虫」

  • 「口蓋裂」

  • 「先天性門脈体循環シャント」

  • 「動脈管開存症」

なかなか体が大きくならないからといって必ずしも病気であるわけでもありません

しかし、万が一これらの病気にかかっていたとしても、病院できちんと治療すれば猫ちゃんも元気に暮らすことができます。

飼い主さんだから心配になるのはもちろんですが、しっかり子猫ちゃんのフォローをしてあげましょうね。

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