猫全般

猫がご飯をちょこちょこ食いする理由と対処方法とは!?

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あんなに欲しがってたのに、いざ餌を与えてみると少し食べて、プイと何処かに行ってしまう。かと思えば思い出したように食べにくる。

餌を与えると一気に食べてしまう猫ちゃんもいれば、こういった「ちょこちょこ食い」をする猫ちゃんもいますよね。
うちの猫も子猫の頃はあげた時に全部平らげていたのに大きくなるにつれ、「ちょこちょこ食い」をするようになってきました。

こういった「ちょこちょこ食い」をする猫の理由を紹介したいと思います。

Contents

どうして「ちょこちょこ食い」するの?

野生時代のなごり

野生時代の猫はいつでも餌にありつけるわけではありません。

そのため、餌を確保すると少し食べて残しておく習性がありました。
餌を残すのはその野生時代の本能が残っているからと言われています。

野生時代の猫は確保した餌を土で隠していたそうです。
うちの猫も食べ残した餌の上に何かのせようと餌の周りをカリカリかき始めるので、紙切れを数枚置いてみたのですが、上手に餌の上にかけていました。

でも見た目が良くないし、隣に置いている水入れに紙が入りそうで止めてしまいましたけどね。
何か別の方法を考えてこの習性を生かせば餌の酸化防止になるかもしれませんね。

胃袋が小さい

猫の胃腸は一度に沢山食べられる構造になっていないため、食べられる分だけ食べて残してしまいます。
野生時代の名残で、食べ過ぎて動きが鈍くならない様にもしている様です。
自分の腹八分目が解っているんですね。

でも子猫の頃は限界を知らずに食べてしまい、胃に負担がかかったりします。

そのため、子猫の頃は少量の餌を何回かに分けて食べさせる様にします。
うちの場合も3ヶ月の子猫を飼う前にペットショップの方から餌は最初1日3回にするように指導がありました。

餌にあきた

餌の食べ残しを気にして、美味しいおやつやウェットフードを与えてしまうと、いつもの餌を食べなくなることがあります。

うちの猫がそうでした。
お試しで貰ったウェットフードを与えてからドライフードをほとんど食べない日々が続き、ドライフードに鰹節をかけたり、チュール的なものをかけたり、身体によくないと思いつつ与えていました。
思い切ってウェットに切り替え、少しづつドライフードを加えていったら、最終的にはドライフードのみに替えられました。
ドライフードをちょこちょこどころか、ほぼ食べなくなったら、この方法をオススメします。

餌がかわった

餌を違うものに変えてしまうと食べなくなることがあります。
餌を変えるのであればいつものフードに少しずつ加える様にしましょう。

私は何も知らずに新しいフードといつものフードを半々にしてあげたことがあったのですが、まったく食べてくれませんでした。
四分の一、三分の一と本当に少しずつ替えていくと食べてくれるようになりました。

環境の変化

猫はデリケートな生き物です。
食事のお皿や食べる位置、引っ越しや旅行による場所の違いなどでも食べなくなる事があります。

高齢によるもの

人間と同様、猫も高齢になると体の機能が低下し、食欲が無くなってきます。
少量で栄養のあるもの、身体に負担が掛からないものなど、年齢にあった餌を与える必要があります。

猫の「ちょこちょこ食い」はあまりよくない??

「ダラダラ食い」は良くない

餌が無くなったら足すという餌の与え方はあまり良くないです。

お皿の衛生面も心配ですし、カロリーの取り過ぎで肥満になる可能性もあります。
一日に必要なカロリー分を計算した上で、2、3回に分けて食事を与えるようにしましょう。

「ちょこちょこ食い」でも良くない面も

一日に必要なカロリー分を与えていても、「ちょこちょこ食い」だと良くない事があります。
時間をかけて食べていると内臓が休む間がなく、内臓の病気になる可能性があります。

尿がアルカリ性に傾いて泌尿器系の病気になることもあるようです。

ずーっと餌を置きっぱなしにして、餌が酸化してしまうのも良くないです。
ウェットフードであれば腐る心配もあります。

「ちょこちょこ食い」をやめさせるには

決まった時間、量、回数へ切り替えをした方が猫の健康のためにもいい様です。
なるべく猫が小さいうちから習慣づけるようにしましょう。

ウェットフードなら食後30分経過後、ドライフードなら食後2~3時間で餌を下げる様にすると、猫ちゃんもその時間を守って食べる様になります。

難しいようであれば、1日数時間は空腹状態の時間を作り内臓を休ませる、尿を弱酸性に傾けるために餌に気を配り上下運動をさせる、餌の保存方法に気をつけるなど注意をしましょう。

うちの猫はドライフードの「ちょこちょこ食い」ですが、見てると3時間以内には食べ終わっています。
主観ですが、3時間以上食べない場合は上記の「ちょこちょこ食い」の理由で野生の名残と胃袋が小さい以外を疑った方がいいのではないかと思います。

まとめ

  • 「ちょこちょこ食い」は野生時代のなごり、もともと胃袋が小さいなどの理由がある。
  • 「ちょこちょこ食い」は餌や環境の変化、高齢化に原因がある。
  • 「ちょこちょこ食い」は体に悪い面もあるので、決まった時間、量、回数を守り、時間内に餌を食べれる様に餌の与え方を見直す。

ちょこちょこ食いするよりも、しっかり時間を決めた食事の方が健康に良いです。
きちんと決めた時間に食べるように習慣づけて、猫の健康に気を配りましょう。

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