みゃーみゃー鳴いてごはんを催促する猫に困らされたことがある飼い主さんは多いでしょう。
ところが、老猫になると今度はあまりご飯を食べなくて悩むようになります。
大切な猫ちゃんには、しっかりごはんを食べていつまでも元気でいてほしいものですよね。
そこでここでは、高齢猫ちゃんの食欲を増進させる方法を紹介していきます!
Contents
ドライフードにひと手間かけよう
猫ちゃんが食べやすい・美味しそうと思ってくれるように、いつものフードをアレンジしてみましょう。
食べやすい大きさ・柔らかさに
老猫になると、歯や顎の力が弱くなり、硬いものを噛んだり飲み込んだりするのが難しくなっています。
硬いドライフードを与えていると、食べている途中で顎が疲れて食欲が落ちる原因に。
そこで、ドライフードを細かく砕いて小さくしてあげましょう。
砕く時は、ビニール袋にいれて麺棒などで叩くと、かけらや粉がこぼれず便利ですよ。
子猫にするように猫用のミルクやお湯でふやかすのもおすすめ。
ミルクは牛乳ではなく、猫用のものをチョイスしてくださいね。
あたためてみる
猫がご飯を選ぶとき重要視するのは、匂いです。
味も重要ですが、猫にとっては、美味しそうな匂いかどうかが大切なんですね。
ところが老猫になると嗅覚が衰えてきますので、フードの匂いがあまりわからなくなり、食欲が落ちてくることがあります。
そこで電子レンジなどであたためると、匂いがたちますので、食いつきが良くなりますよ。
ただし必ず人肌で!
あっつあつのまま出さないようにしてくださいね。
かつおぶしをトッピングする
ふだんのフードに、猫が好きなものをかけてみるのもおすすめです。
かつおぶし少量をぱらぱらとかけてみると、食欲増進に効果が期待できますよ。
ただし、人間用のかつおぶしは塩分の摂りすぎになりますので、必ず猫用の無塩のものにしましょう。
また、かつおぶしはミネラルが豊富で、摂りすぎは尿管結石につながることも。
頻繁に与えることは控えてくださいね。
食べやすい環境を作る
食べづらい状態だと、老猫には負担となって食欲が落ちていることも。
環境を整えてあげましょう。
高さを調整してみる
キャットフードがはいった食器を床に置いてはいませんか?
この状態では、猫はかがみこんで食べることになりますので、首や関節に負担をかけてしまいます。
そこでおすすめなのが、餌台や食器スタンドを活用して、食べやすい高さに調整してあげること。
いろいろなタイプが市販されていますので、合いそうなものを選んでください。
高さ調整できる物なら合わせやすいので、おすすめです。
まとめ
- キャットフードは小さく砕いたり、柔らかくしたりして食べやすくする
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温めたり、かつおぶしをかけたりし匂いをたててみる
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食べやすい環境づくりをする
老猫になるとあまり動かなくなりますので、ごはんの量が若い頃より減るのは自然なことです。
それでも飼い主さんの工夫次第で、喜んで食べてくれるようになるかもしれません。
家族の一員でもある大切な猫ちゃんには、しっかり食べて長生きしてほしいですよね。
食欲増進の方法を、いろいろ試してみてあげてください。