猫は健康な時は1日に1、2回はうんちをするものですが、ちょっとしたことで便秘になることがあります。
水分を摂らせるようにしたりお腹のマッサージをしたりして改善すれば良いのですが、心配なのは数日うんちが出ない日が続き、重症化すること。
特に便秘になって頻繁に吐くときは要注意です。
ここでは、猫が便秘で吐くときに考えられる原因や病気についてまとめました。
Contents
腸にうんちが溜まっていて吐く
便秘のために腸にうんちが溜まっていると、食べて胃で消化した物が下に進まなくなり、嘔吐することがあります。
腸内にガスが溜まって気持ち悪くなり、吐くこともあります。
吐くほど便秘がひどいと食欲もなくなり、また脱水症状を招くこともあり危険です。
苦しい状態ですので、できるだけ早く病院で診てもらってください。
吐しゃ物がクサいときは要注意!腸閉塞の危険性
猫は比較的よく嘔吐する動物ですが、吐いた時は常に吐しゃ物を観察して異常がないか確認してください。
特に、便秘でうんちが出ないときに吐いた物がうんちのようにクサい時は危険です。
腸閉塞を起こしている可能性があります。
最初は元気にしていても、次第に元気を失い、ぐったりするようになります。
腸閉塞は腸が詰まっている状態のこと。
閉塞が起こる原因はさまざまですが、おもちゃやひもなどの誤飲、毛の詰まり、腫瘍などが代表的なものとして挙げられます。
放置していても改善することはほぼ見込めませんので、頻繁に嘔吐をするようならすぐに病院を受診してください。
猫はとても苦しい状態にいますので、一刻も早く改善の処置をとってあげましょう。
腸が壊死すると、最悪の場合命を落とすこともあります。
なお、異物の誤飲は飼い主さんの注意次第で防ぐことができます。
小さい物やひもなどを出しっぱなしにせず、日ごろからきちんと片づけておきましょう。
また特に長毛種は毛づくろいをしたときにのみ込んだ毛がお腹にたまりやすいので、普段からマメにブラッシングをして抜け毛を減らすようにすることも大切です。
まとめ
- 腸にうんちが溜まり、消化した物の行き場がなくなり吐くことがある
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異物誤飲や毛づくろいで飲み込んだ毛の詰まり、腫瘍などが原因の腸閉塞の可能性もある
うんちが出ない状態が続いている猫が頻繁に嘔吐をするときは、かなり心配な状態です。
猫は相当苦しいはずですので、たかが便秘たかが嘔吐と考えず、信頼できる動物病院を受診して適切な治療を受けてください。